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Amazon Web ServicesがEC2インスタンスのプロセッサコア数を変更可能に、持ち込みライセンスのコスト削減に向けて

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 米Amazon Web Servicesは、仮想マシンサービス「Elastic Compute Cloud(EC2)」で、使用中のインスタンスのプロセッサコア数を変更できるようにしたと10月4日(現地時間)に発表した。プロセッサ数に応じて利用料金が変わるパッケージソフトウェアのユーザーに向けた改善だ。

 EC2のインスタンスを見渡すと、高性能なインスタンスには多数のプロセッサコアと大量のメモリが付いている。おおよその場合、EC2で提供しているインスタンスから用途に合わせて適切なものを選べば問題ないが、大量のメモリは必要だが、プロセッサコアの数は節約したいという場合もある。「Microsoft SQL Server」や「Oracle Database」などのパッケージソフトウェアを持ち込んで、EC2で稼働させようという場合に、このような悩みが発生する。

 サーバーで動作させるパッケージソフトウェアは、動作させるサーバーが搭載するプロセッサコアによって、利用料金が変わることがある。大量のメモリを求めて高性能なEC2インスタンスを選ぶと、プロセッサコアの数が増えてしまい、パッケージソフトウェアの利用料金が上がってしまうのだ。そこで今回Amazon Web Servicesは、EC2インスタンスを選んだ後に、利用するプロセッサコアの数を変更できるようにした。

 さらに、x64プロセッサが備える同時マルチスレッディング(ハイパースレッディング)を無効にできるようにした。科学技術計算などの用途では、2つのスレッドで1つのプロセッサコアを共用するよりも、1つのスレッドに1つのコアを独占させた方が、全体の処理が早く終了することがあるからだ。

 今回、EC2に加わった2つの機能はAmazon Web Servicesの全世界のリージョンで利用可能になっている。

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https://codezine.jp/article/detail/20322 2024/10/10 12:00

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