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Women Developers Summit 2024 セッションレポート(AD)

エンジニアのアクションを事業成果につなげるには? 個人とビジネスが共に成長する仕事の向き合い方

【Session2】「考え方」で変わるクリエイターの成長ベクトル~アクションと事業成長を連動させる方法~

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 自分の生み出したモノが人の役に立つ、人の生活を便利にする、人を驚かせることにつながる。そんな仕事に就きたいと思っていた菅沼幸子氏は、エンジニアという職種を選び、SIer、Webメディアを経て、社会人22年目を迎えた現在はウエディングパークでデータ推進室室長を務めている。自分の強みを生かしながら、個人としても事業としても成長に貢献するためにどんな考えで仕事に向き合えば良いのか。菅沼氏が自身の経歴と共に仕事への向き合い方の変遷を紹介した。

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経験とともに、仕事への向き合い方と意識が変化

 菅沼氏が所属するウエディングパークは1999年に設立。「結婚を、もっと幸せにしよう。」という経営理念の下、2004年に日本で初めて結婚式場のクチコミサービス「Wedding Park」をスタートさせたウエディング情報サービス会社である。現在はWedding Parkのほか、海外挙式のクチコミフォトサイト「Wedding Park海外」、ドレス選びがさらに楽しくなるクチコミサイト「Wedding Park DRESS」、フォトウエディングの決め手が見つかる「Photorait」、指輪選びの決め手が見つかる「Ringraph」という5つの専門メディアを運営。結婚を決めたカップル向けにさまざまなテーマで、ベストマッチを実現するサービスを提供している。

 またウエディングパークはこのような個人向けだけではなく、結婚式場向けにWebサイトやデジタル広告で配信するクリエイティブをノーコードで作れるツールの提供、デジタル広告の配信、DX推進、オンラインスクールの運営、結婚式費用試算サービス「mieruupark」などを提供している。

 菅沼氏は、新卒でSIerに入社して以来、モノづくりに携わってきた。子どもの頃の夢は発明家。そのため社会人になる前から「自分で生み出したものが人の役に立つ、人の生活を便利にする、人を驚かせることにつながるといいなと思っていた」と話す。

 とはいえ、企業に所属して仕事をするということは、自身の思いだけではなく、会社に貢献をすることも必要になる。経験と共に意識にも変化が出てきた。

 SIer時代は、「スケジュール通りに開発するなど、与えられた案件にベストを尽くすことで精一杯だった」と振り返る。課題や要件はお客様側にある。「自分の技術スキルや設計力を上げることで、より良い提案や品質の高い開発ができるようになり、お客さまとの信頼関係を強めることができると考えていました。この時期は自分の仕事が所属する企業にどのような価値を生むかまでは考えられていませんでした。ただ人材育成のミッションを持っていたので、同僚のスキルアップにつながることがあればいいなという思いはありました」(菅沼氏)

 BtoCサービスに携わってみたいという考えから、化粧品のクチコミサイトを運営する企業に転職。そこではSIerでの仕事の進め方の違いに戸惑いながらも、BtoCサービスに携わるやりがいを感じていたという。「経営で決められたKPIを背負うのはプロデューサーやディレクター。エンジニアである私はプロデューサーやディレクターの設計相談に乗りながら、ユーザー目線での機能開発を推進。KPIの根拠などはわからないものの、機能開発することがKPIの貢献につながると考えていました」(菅沼氏)

 この頃には、自社サービスを背負っているんだというエンジニアの責任感が芽生え始めたという。というのも不具合を出すと、メディアに大きな損失を与えてしまうという経験をしたからだ。

 化粧品のクチコミサイトで得たノウハウを生かすため、ウエディングパークに転職。当時のウエディングパークの社員数は約20人。菅沼氏はシステム開発部門を立ち上げに従事。その後、サイト開発・エンジニアメンバーのマネジメントに携わった後、現在は全社を横断したデータ領域の専任として同社データ活用の推進を行っている。

 ウエディングパークでは、「職種に関係なく社員全員が共通目標を達成するためのアクションをとっていた」と菅沼氏は振り返る。

経験と共に変わる意識
経験と共に変わる意識

 例えばWebサイトの機能の利用者数が目標であれば、営業もディレクターもエンジニアも職種に関係なく、全員がそれを達成するプランを考えるのだ。菅沼氏もどのようにしたら目標達成をアシストできるか知恵を絞り、自分ができることを考えたという。「そういう動きの中で、会社の目標や成長に貢献する意識を持つことができるようになりました」(菅沼氏)

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デザイン経営の導入で、事業成長への貢献意識の醸成を加速

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この記事の著者

中村 仁美(ナカムラ ヒトミ)

 大阪府出身。教育大学卒。大学時代は臨床心理学を専攻。大手化学メーカー、日経BP社、ITに特化したコンテンツサービス&プロモーション会社を経て、2002年、フリーランス編集&ライターとして独立。現在はIT、キャリアというテーマを中心に活動中。IT記者会所属。趣味は読書、ドライブ、城探訪(日本の城)。...

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