来る偶然のために、自分のパーパス(存在意義)を意識し、準備することが大切
そして、現在の仕事のドメインとなっている空間解析との出会いは48歳のときだ。コンピュータビジョン領域は数学が深く関係していることから改めて勉強し直し、顧客である測量会社は専門用語が多いため、お客さまと対等に話すために測量士補の資格を取得した。そうした甲斐もあって、空間解析の応用研究や事業化で成果を出し、測量会社との信頼関係も獲得しているという。
山下氏は、これまでのキャリアを振り返り、「偶然の出会い、とりわけ人との出会いが、キャリアを選択する上で大きく影響している」と話し、スタンフォード大学 ジョン・クランボルツ教授の「計画的偶発性理論」を紹介した。
「偶然がキャリア形成の約8割に影響している。偶然をキャリアに活かすためには、すばらしい偶然に巡り合ったときのために準備しておくことが大切」と語り、「自分のパーパス(存在意義)を紙に書くなどして言語化し、意識すること」の重要性を強調した。
最後にNECソリューションイノベータについて、「自由に仕事をさせてくれる環境だったからこそ、偶然を活かし、仕事を楽しみながらキャリアをつくることができた。これもまた一つの偶然として、興味のある方はぜひ問い合わせてほしい」と語り、セッションを終えた。
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