【作って学ぶSwiftアプリ開発入門】カウンター機能付きミニアプリを開発しよう！

ミニアプリを作って楽しく学ぶSwift入門 第3回

　Swiftは、Appleが開発したプログラミング言語でiPhoneやiPad、MacやApple Watch、最近ではApple Vision ProなどさまざまなApple製品向けのアプリ開発に使われています。この連載では、ミニアプリを作りながらSwiftでのアプリ開発を学んでいきます。今回からは、前回まで学んだことを使いながら実際にアプリケーションを作成します。アプリ作成の第1弾は、カウンターアプリです！

はじめに

　前回は、Swiftの基本的な文法を学びました。まだ触れられていない文法もありますが、これからアプリを作成していく中で、必要に応じて学んでいく予定です。

　今回から待ちに待ったアプリ作成に入っていきますが、この連載でのアプリ作成のUIについては、Appleの提供するUIフレームワークSwiftUIを使用して進めていきます。

　アプリ作成の第1弾は「毎日いいことカウンター」を作ります。毎日生活していく中で「今日はなんかダメだったなぁ」とか落ち込むことはないでしょうか？しかし、日常で何気なく生活している中でいいことは自分が気づかないだけで沢山あります。そんな日常の何気ない「いいこと」をカウントするアプリを作成して、「今日はこんなにいいことがあったんだね！」と明るい気持ちで1日を振り返れるようにしましょう。

開発環境

　この連載では、次の環境を使用しています。

• macOS Sequoia 15.1
• Xcode 16.1

プロジェクトの準備

　第1回の新規プロジェクトの作成方法と同様の手順で新規プロジェクトを作成します。

1. Xcodeアプリを開きます。
2. Create New Project…を押します。

   

3. テンプレートを選択する画面が表示されます。①プラットフォームは、iOSを選択し、②ApplicationではAppを選択、③Nextを押します。

   

4. オプションを選択する画面が表示されます。④Product NameにはMy App Collectionと入力しました。この連載では最終的にひとつのミニアプリを作成するのがゴールになるため、この名前を付けました。⑤のその他の項目が次の値になっていることを確認し、⑥Nextを押します。
   • Interface: SwiftUI
   • Language: Swift
   • Testing System: None
   • Storage: None

     

5. 任意な場所を保存先として指定して、Createを押します
6. 作成が完了すると、Xcodeのエディターが表示されます。

　Xcodeでプロジェクトの新規作成ができました。それではアプリを作っていきましょう。