Goは、12月17日のブログポストで、Go プロトコルバッファ(Protobuf)の新しいAPI、Opaque APIをリリースしたことを発表した。
プロトコルバッファ(Protobuf)は、 Googleが開発した言語に依存しないデータ交換形式。従来から、Go言語でプロトコルバッファを利用するためのAPIが提供されてきた。
Goでプロトコルバッファを利用する場合、定義ファイルを作成したあと、プロトコルコンパイラ(protoc)によってコードを生成する。
今回の新しいOpaque APIは、この生成されたコードにAPIを追加し、従来のGo言語のプロトコルバッファAPIが抱える課題を解消するもの。
具体的には、生成コードAPIをその裏にあるメモリ内表現から切り離すことで、生成された構造体のフィールドに直接アクセスできなくなる。代わりに、アクセサーメソッドという専用のメソッドを使うことでアクセスする。このようにフィールドが隠蔽されることで、メモリ使用量を低減、バグの防止といった改善につながる。
なお、今回の新APIリリース後も、既存のAPIは引き続きサポートされる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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