ゼノクリース、タレント/ソフトウェアエンジニアの池澤あやか氏、グローススタートは、高校生向けの無料Pythonプログラミング講座プラットフォーム「ハイスクールPython」の公開を、2024年12月17日に発表した。1月のベータ版公開、3月の本番公開を計画しており、シラバス設計と教材作成はゼノクリースが、コラムとプロデュースは池澤氏が、マーケティングはグローススタートが担当する。
「ハイスクールPython」は、全国の高校生に質の高い学習の場を提供するとともに、将来活用できる論理的思考力やAI分野、コンピュータサイエンス分野の背景となる知識をつけてもらうべく、動画をおもなコンテンツとして製作が開始されている。
高校生のプログラミング教育に絞った内容にすることで、わかりやすさと使いやすさを追求し、高校生に「情報I」を教える学校の教員や学外で教えている教育関係者にも活用してもらえるよう、コンテンツの利用や改変を許可することによって、「ハイスクールPython」をベースにした教材で、より多くの高校生が「情報I」およびPythonを学べる環境を提供する。
さらに、現在政府が提唱している「Society 5.0」に向けて、高校生が身につけておくべき論理的思考力やAIに関する内容も取り入れることで、中長期的な日本のリテラシ向上や、日本で不足しているデジタル人材育成のキッカケになるコンテンツを目指す。
同講座では、Webサイト上のテキスト、YouTube上に公開されている動画、Google Colab上のPython実行環境を活用して、PC上だけでなくタブレット端末でもプログラミングの基礎からデータ分析までを、体系立てて学べる。
学習到達目標は以下の通り。
- Pythonを用いて、変数、条件分岐、繰り返し処理、リスト・辞書といった基本的な概念を扱い、問題に応じたプログラムや解決方法を考える力を身に付ける
- 統計的な基礎概念(平均値、中央値、標準偏差、相関係数など)を理解し、matplotlibなどによるデータの可視化を実践することで、身近なデータからその傾向や相関を分析する力を身に付ける
- これらの学習経験を通じて、高等学校における「情報I」で重視される論理的思考力やプログラミング的思考力を培い、将来的な機械学習、AI、Web開発といった専門的な分野へステップアップするための土台を形成する
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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