Amazon Web Servicesは、macOS環境向けのAWS CodeBuildである「AWS CodeBuild for macOS」において、モバイルアプリ開発のさまざまな側面を自動化すべく設計されたオープンソースのツールスイート「Fastlane」が利用できるようになったことを、2月5日(現地時間)に発表した。
AWS CodeBuildは、ソースコードをコンパイルしてテストを実行し、直ちにデプロイ可能なソフトウェアパッケージを作成する、フルマネージドの継続的インテグレーションサービス。
Fastlaneは、コード署名、スクリーンショット生成、ベータ版の配布、アプリケーションストアへの送信といったタスクを管理するための、一連のツールをモバイルアプリデベロッパに提供する。一般的な継続的インテグレーションおよび継続的デプロイ(CI/CD)プラットフォームとの統合によって、iOSとAndroid両方の開発ワークフローをサポートする。
これまでも、AWS CodeBuild for macOSのカスタムビルド環境にFastlaneを手動でインストールできたが、今回Fastlaneがデフォルトでインストールされ、buildspec.yamlファイルで使い慣れたコマンドfastlane buildを使えるようになったことで、開発者の手間を省き、より重要な作業への注力を可能にした。
現時点で、AWS CodeBuild for macOSを利用できるすべてのAWSリージョンにて、CodeBuildが使用するすべてのmacOSイメージに追加料金なしでFastlaneがプリインストールされている。なお、AWS CodeBuild for macOSは現在、米国東部(オハイオ、バージニア北部)、米国西部(オレゴン)、アジアパシフィック(シドニー)、欧州(フランクフルト)にて使える。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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