米GitLabは、強力なAIを搭載した包括的なDevSecOpsプラットフォームGitLabの最新バージョンとなる、「GitLab 17.11」を4月17日(現地時間)にリリースした。
GitLab 17.11では、コンプライアンスマネージャが要件に応じてより詳細なコンプライアンス監視を可能にする、新たな方法が導入されている。要件の使用によって、カスタムコンプライアンスフレームワークの一部として、組織として従う必要があるさまざまなコンプライアンス標準、法律、規制から特定の要件を定義できる。また、コンプライアンスコントロール(旧・コンプライアンスチェック)の数も、従来の5種類から50種類超に拡大されており、すぐに使える(OOTB)コントロールは、コンプライアンスフレームワークの要件へのマッピングが可能となっている。
あわせて、GitLabのDuo機能をEclipse IDEに直接拡張して、Duo ChatやAIを活用したコード提案へシームレスにアクセスできるようにする、GitLab Eclipseプラグインのベータ版が利用可能になった。
さらに、GitLabセルフマネージドインスタンスにおいて、GitLab Duoセルフホストを使用すると、GitLab Duoのより多くの機能を利用できるようになっている。ベータ版で利用可能な機能は以下の通り。
- 根本原因分析
- 脆弱性の説明
- 脆弱性の解決
- AIインパクトダッシュボード
- 議論の要約
- マージリクエストコミットメッセージ
- マージリクエストの概要
- CLI用GitLab Duo
ほかにも、セルフマネージドユーザー向けのWeb IDEにおける拡張機能マーケットプレイスの開設、保護されたコンテナタグの使用によるセキュリティの強化、保護されたMavenパッケージへの対応、イシュー・エピック・タスク・目標・主要な結果に対するテキスト・数値・単一選択・複数選択のカスタムフィールド設定、新たなイシューデザインの一般公開といった、数多くの機能追加、改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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