日本プロンプトエンジニアリング協会は、生成AIの専門スキルを証明する新たな検定「Prompt Engineering Professional検定(PEP検定)」を、4月23日に開始した。
PEP検定は、LLMを活用した業務効率向上や、企業のDX推進を支援することを目的としており、ビジネスパーソンが生成AIを効果的に活用できるスキルを認定する。
ChatGPTなどのLLMを使った具体的な提案や、問題解決能力を評価し、プロンプト設計の基本からリスク管理、倫理・法律面まで幅広くカバーする内容となっている。なお、試験問題の作成・監修には、生成AIの専門家や各企業の有識者が参加する。
同検定の取得によって、取得後すぐにビジネス現場で応用可能なスキルを身につけられるため、DX推進や生成AIプロジェクトのリーダー候補としての活躍が期待される。また、名刺や履歴書、社内プロフィールなどに検定名を明記することで、生成AIを活用できるプロフェッショナルであることを対外的に示すことができる。さらに、クライアントや上司からの信頼獲得につながるので、より高度なAIプロジェクトや組織変革の推進役を担うチャンスが広がる。
おもな検定内容は以下の通り。
- 生成AIの基礎知識
- 大規模言語モデル(LLM)の基礎理解
- プロンプトエンジニアリングの基本概念と技術
- 生成AIツールの効果的な活用法
- 実務における生成AIの応用例
- 生成AIモデルのカスタマイズ手法
- 倫理・リスク管理・法律上の考慮事項
同検定は、CBT(Computer-Based Testing)試験で行われ、全国に340か所以上あるテストセンターにて受験が可能になる。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です