4月16日、「HashiCorp Nomad」の最新バージョン、HashiCorp Nomad 1.10が一般提供開始された。
HashiCorp Nomadは、複数のクラウド、オンプレミス、エッジ環境にコンテナおよび非コンテナ化アプリケーションのデプロイと管理を行うためのオーケストレーター。
今回のアップデートには、動的ホストボリュームの導入や、OIDCサポートの拡張などが含まれる。
新しく導入された動的ホストボリューム()機能は、従来のアプローチを変更して、CLIまたはAPI経由でオンデマンドで新しいボリュームを作成する仕組み。従来のホストボリューム機能を拡張し、より柔軟なストレージプロビジョニングを可能にする。特に、特定のクライアントノードのプロビジョニングプロセスを制御し、プロビジョニングされたボリュームにジョブを確実にスケジュールしたい場合に最適。
また、Nomad 1.10では、既存の OpenID Connect(OIDC)クライアントSSOサポートが、署名付きクライアントアサーションとProof Key Code Exchangeにより拡張された。金融機関などのセキュリティ要件の高い企業は、OIDCプロバイダーを使用してNomadユーザーを認証できるようになる。
さらに、CLI出力に新しいUI URLヒント機能が導入され、Web UIの画面ビューをすばやく確認できるようになった。
その他の新機能と機能強化の詳細は、ブログポストから確認できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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