Amazon Web Servicesは、「AWS CodeBuild」のDockerサーバ機能を使用して、CodeBuildプロジェクト内で永続的な専用Dockerサーバを、5月15日から直接プロビジョニングできるようにした。
Dockerサーバ機能の使用によって、イメージのビルドがリモートホストに集中化されてDockerイメージのビルド高速化を実現し、待機時間の短縮を通じて全体的な効率を高められる。
AWS CodeBuildは、ソースコードをコンパイルしてテストを実行し、デプロイ可能なソフトウェアパッケージを生成するフルマネージドの継続的インテグレーションサービス。Dockerイメージのビルドは、AWS CodeBuildユーザーにとってもっとも一般的なユースケースの1つであり、同サービスでは時間経過の中でDockerビルドのパフォーマンスを改善すべく、Dockerレイヤのキャッシュやリザーブドキャパシティといった機能をリリースすることで、エクスペリエンスを徐々に改善してきた。
新たなDockerサーバ機能を活用して、一貫性のあるキャッシュを提供する永続的なDockerサーバを提供することによって、アプリケーションのビルド時間を短縮できる。CodeBuildプロジェクトで有効化すると、専用Dockerサーバがプロビジョニングされ、Dockerレイヤのキャッシュを維持する永続的なストレージが提供される。このサーバは、複数のDockerビルドオペレーションを同時に処理可能で、すべてのビルドで同じ集中キャッシュを利用できる。
AWS CodeBuildにおけるDockerサーバ機能は、x86(Linux)ビルドとARMビルドの両方で利用が可能で、AWS CodeBuildが提供されているすべてのAWSリージョンにて使える。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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