レバテックは、20〜59歳のIT人材を対象に実施した、給与・ボーナス支給に関する調査の結果を5月28日に発表した。同調査は、2024年11月22日〜29日の期間に行われ、3000名から有効回答を得ている。
調査対象者に現在の年収を尋ねたところ、「400万円〜500万円未満」(17.7%)がもっとも多かった。年代別でみると、20代では「300万円〜400万円未満」(31.5%)が最多となり、50代では「1000万円以上」(11.9%)が1割超に達するなど、年齢とともに収入も上昇する傾向がみられる。

現在の年収を役職別でみると、部長・マネージャークラスでは「年収1000万円以上」がもっとも多く、リーダークラスでは「500万円〜600万円未満」が最多となった。一方で、メンバークラスでは「500万円未満」が過半数を占めている。

現在の年収を職種別にみると、「PMO」「PL・PM」では年収1000万円超が約2割を占めた。また、「ITコンサルタント」や「ITアーキテクト」も高年収層の割合が相対的に高い。

直近1年の年収変化について尋ねた質問では、「年収が増加した」が36.3%に達した。

年代別では、20代の43.1%、30代の45.1%が「年収が増加した」と答える一方、50代では「年収が増加した」という回答が2割に留まっている。

実際の年収増加幅としては、「10万円未満」(38.6%)がもっとも多く、「10万円〜30万円未満」(32.7%)がそれに続き、100万円以上年収がアップした人も1割程度存在する。

ボーナス支給の有無を尋ねたところ、「ボーナス支給あり」という回答が84.8%を占めた。

年間のボーナス額(全体平均)は、「50万円〜100万円未満」(29.5%)が最多となり、「200万円以上」(10.5%)の高額賞与を受け取っている人もみられる。

年間のボーナス額を職種別でみると、プロジェクト管理や上流工程の職種において高額賞与の割合が高い傾向にあり、とりわけPL・PMでは「200万円以上」が約3割に達し、全体平均(10.5%)を大きく上回った。

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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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