ヒューマンリソシアは、国際労働機関(ILO)や経済協力開発機構(OECD)の公表データ、各国の統計データベースなどを基に独自集計した「データで見る世界のITエンジニアレポート」において、2024年実績に基づく日本のITエンジニアへの新卒就職動向に関する調査結果を、6月9日に発表した。
同レポートによれば、高等教育機関(大学院、大学、短大、高専、専修学校)を卒業して、ITエンジニアとして就職した新卒者は、2024年3月に3年連続で増加している。一方で、2023年比では1.5%増に留まった。

大学学部卒の就職者を専攻分野別でみると、理学部・工学部以外の文系学部出身者が大幅に伸長している。一方、理系学部(理学部+工学部)出身の就職者は微増傾向ながら、就職者に占める割合は下がり続け、4割を切る状況が続いている。

就職者に占める女性の割合は2021年の35.6%をピークに減少傾向で、2024年は32.0%だった。

大学院の修士および博士を卒業したITエンジニアへの就職者数は、2024年には前年比5.5%増で1万人を超え、2017年から8年連続で増えている。

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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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