Black Forest Labsは、6月26日、画像生成AIモデル「FLUX.1 Kontext [pro]」の開発者向けバージョンである「FLUX.1 Kontext [dev]」をリリースした。
FLUX.1 Kontext [dev] は、一般向けのハードウェアで実行可能な12Bパラメータモデル。オープンウェイトモデルとして公開され、研究および非商用利用において無料でアクセスできるようになった。
今回のFLUX.1 Kontext [dev]は、既存のFLUX.1 [dev]推論コードと互換性を持つ。ComfyUI、HuggingFace Diffusers、TensorRTといった一般的な推論フレームワークのデイゼロサポートが付帯している。
FLUX.1 Kontext [dev] は編集タスクに特化している点が特徴。反復編集を可能にし、多様なシーンや環境におけるキャラクターの保持に優れている。
そのパフォーマンスを複数の画像編集モデルのベンチマークで検証したところ、既存のオープン画像編集モデル(Bytedance Bagel、HiDream-E1-Full)やクローズドモデル(GoogleのGemini-Flash Image)を多くのカテゴリーで凌駕することが実証されたという。
さらに、Black Forest LabsはNVIDIAと連携してNVIDIA Blackwellアーキテクチャ向けに設計された最適化された TensorRT ウェイトも構築。推論速度が大幅に向上した。
現在、無料の非商用利用に加え、月額$999の商用向けライセンスも公開されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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