NRIセキュアテクノロジーズは、現行の暗号技術から、量子コンピュータの処理能力にも耐性を持つ新しい暗号技術である「耐量子計算機暗号(以下、PQC)」への円滑かつ安全な移行を支援するサービスを、7月9日に開始した。
暗号技術の標準化を主導する米国国立標準技術研究所ではPQCの標準化が進められており、米国政府では2030年代半ばを目安にPQCに移行することを掲げている。日本においても、「政府機関等における耐量子計算機暗号(PQC)利用に関する関係府省庁連絡会議」が設置されるなど、PQCへの移行や検討は急速に広がっていくことが想定される。
同サービスでは、移行支援のキックオフから、情報資産・対象システムの棚卸と選定、暗号技術の棚卸を行う。それをもとに移行優先度の評価を行って、移行計画の策定を支援する。
移行にあたっては、以降の優先度を適切に管理することが必要で、セキュリティや暗号技術に関する専門的な知見を備えた同社の専門家によって、移行がサポートされる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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