技術と事業がつながる瞬間。そして「生成AI」への挑戦へ
アウトカムを意識し、プロジェクトを自分ごと化する。エンジニアとしての視座を高めてきた高田氏だが、成果を出し続けているシニアエンジニアたちと接する中で、依然として「言語化できないギャップ」を感じていた。その正体をつかむきっかけとなったのが、3つ目のステップである、データのスペシャリスト育成プロジェクトでの経験だ。
このプロジェクトで高田氏は、Looker Studioによる可視化やBigQueryでのデータ抽出など、データ領域の技術スキル習得に取り組んでいた。ある時、セールス部門から「クライアントへ提案するための武器として、こんなデータが欲しい」という相談が舞い込む。
単にSQLを書いてデータを抽出するだけなら、それは作業に過ぎない。しかしここで高田氏は、習得した技術を駆使し、さらに先輩エンジニアのアドバイスも受けながら、「このデータを活用すれば武器にしてもらえるはずだ」という仮説のもと、データを整形してアウトプットした。
結果、クライアントから「このデータを元に次の施策を一緒に練りたい」という言葉をもらうことができ、セールス担当者からも感謝された。これが、「技術」が「事業貢献」になった瞬間だった。
優秀な先輩たちが持っていた「差」の正体は、まさにこれだった。「技術力」単体ではなく、その技術を「事業課題」や「組織課題」といかに結びつけるか。その紐づけの思考こそが、エンジニアとしての価値を決定づけていたのだ。
「技術の幅は、事業貢献の幅に直結する」。しかし、それは技術だけを学んでいては到達できない。セールスの要望、メディアの課題、業界の課題といった「事業理解」があって初めて、手持ちの技術が解決策として機能する。
STEP 3の「『事業理解』と『技術』をセットで! 紐づけを常に考える!」という思考は、高田氏がキャリアを通じて辿り着いた一つの答えだった。
現在は、生成AIを用いた新規コンテンツの立ち上げチームに所属している高田氏。ここでもスタンスは変わらない。生成AIという最新技術をキャッチアップするだけでなく、「自社の事業課題や業界課題に対して、生成AIで何ができるか」という紐づけを常に考え続けている。
入社当時の「個人の力をつけたい」という思いは、いまや「事業成長に向けて組織課題にアプローチできるエンジニアになりたい」という、より大きな視点へと進化した。これからキャリアを積んでいくU35世代のエンジニアに向けて、高田氏は自身の経験を整理し、3つのステップを提示する。
- アウトカムを意識し、作ることだけに固執しないこと
- プロジェクトの目的を自分ごと化すること
- 事業理解と技術をセットで考え、紐づけを行うこと
「3つのステップの中で、参考になるものがあればぜひ持ち帰っていただきたい」。そう呼びかけて高田氏はセッションを終えた。
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