簡単なプログラムでコンパイルから実行まで体験してみる!
まずは簡単なプログラムで、一通りの流れを体験してみましょう。
2秒前進し、2秒後退するプログラムです。
1: import josx.platform.rcx.*; ←(1) 2: 3: /**
4: * ForwardBack.java
5: *
6: * 2秒前進し、2秒後退する
7: *
8: */ 9: 10: public class ForwardBack { 11: public static void main(String[] args) { 12: 13: //前進 14: Motor.A.forward(); ←(2) 15: Motor.C.forward(); 16: 17: try { ←(3) 18: Thread.sleep(2000); 19: } catch(InterruptedException e) { 20: } 21: 22: //後退 23: Motor.A.backward(); ←(4) 24: Motor.C.backward(); 25: 26: try { ←(5) 27: Thread.sleep(2000); 28: } catch(InterruptedException e) { 29: } 30: 31: //止まる 32: Motor.A.stop(); ←(6) 33: Motor.C.stop(); 34: 35: } 36: }
- 1行目:
- 14~15行目:
- 17~20行目:
- 23~24行目:
- 26~29行目:
- 32~33行目:
Motor.A.forward()
で左のタイヤを動かすモーターを順回転させ、Motor.C.forward()
で右のタイヤを動かすモーターを順回転させます。結果として前進します。sleep()
は、InterruputedException
の例外がスローされる可能性があるので、try~catch文を記述します。backward()
で逆回転させる事で後退します。stop()
させることにより止まります。プログラムの実行
では、コンパイルしてみましょう。「lejosc」というコマンドでコンパイルします。
C:\>lejosc ForwardBack.java
無事にコンパイルが終わったら、クラスファイルをRCXに転送します。赤いボタンを押して電源を入れ、RCXの赤外線ポートとIRタワーを向かい合わせ、「lejos」コマンドで転送します。
C:\>lejos ForwardBack 100%
100%と表示されて、RCXからBeep音が聞こえたら転送完了です。
いよいよ実行です! 思い通りに動くのかドキドキします。緑のボタンを押して実行してみましょう。
おぉ、動きましたーーーっ!!
筆者は初めてレゴロボットが思い通りに動いた時、おもわず顔がニヤけてしまいました……。
次回は光センサーを使ったプログラムを作ります。