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これだけは押さえておきたい! AWSサービス最新アップデート

AWS生成AI活用の最前線!生成AIアプリケーション実装集「GenU」とAI駆動開発ライフサイクル(AI-DLC)を徹底解説

第38回 GenU、AI-DLC

 本連載では、AWSに関して、なかなか時間がとれず最新のアップデートを追えていない方や、これからAWSを利用したいと考えている方に向けて、AWSから発表される数多くのサービスアップデートのうち、NTTデータのITスペシャリスト達がこれだけは押さえておくべきと厳選した内容を定期的に紹介します。本記事では、AWS注目の生成AIアプリケーション実装集である「GenU」およびAIネイティブソフトウェア開発手法である「AI-DLC」について紹介します。

はじめに

 今回は、AWSがOSSとして提供している生成AIアプリケーションのサンプル実装であるGenerative AI Use Cases JP(GenU)および、AWSが新たに提唱しているソフトウェア開発手法であるAI駆動開発ライフサイクル(AI-DLC)を取り上げます。

GenUとは

 GenUとは、生成AIを業務活用するための豊富なユースケースの実例集です。RAGを構成したチャットや議事録生成などのよくあるユースケースを簡単に構築することが可能です。多様なユースケースの実例がありますので、ユースケースの一覧はこちらをご参照ください。
 ユースケースが思い浮かんでも、どのように実装してよいかがわからず導入を躊躇してしまう方も多いと思いますが、GenUを利用することで非常にクイックに生成AIアプリケーションの実装ができ、実際の生成AIアプリケーションの精度を試すことができます。

GenUの利用方法

 それではGenUで用意されている実装サンプルをデプロイしてみたいと思います。GenUはAWS CDK(Cloud Development Kit:プログラムコードでAWSリソースを構築するツール)で実装されており、CloudShellを利用することで、簡単にデプロイすることができます。詳細な作業ステップについては、こちらをご確認いただければと思います。デフォルト値でのデプロイはCloudShell上で下記3つのコマンドを実行するだけで、デプロイが完了します。
※ CDKを実行する関係上、公式ドキュメントに記載の権限を有したIAMでの操作が必要となります。

wget https://raw.githubusercontent.com/aws-samples/generative-ai-use-cases/refs/heads/main/deploy.sh -O deploy.sh
chmod +x deploy.sh
./deploy.sh

 デプロイ処理が完了すると、下記のようにCloudFrontのURLが表示されます。

---------------------------
Welcome to GenU: https://xxxxxxxxxx.cloudfront.net
---------------------------

 デプロイ完了後に表示されるCloudFrontのURLへアクセスし、初回ユーザー作成を行えば、すぐにユースケース一覧から各機能を試すことが可能です。

GenUトップページ
GenUトップページ

 今回は「執筆」ユースケースで本稿の校閲を試しました。

GenU執筆ユースケース
GenU執筆ユースケース

 プロンプトで細かな指示を出さずとも、実用的な精度で校閲できることを体験できます。また一目でどこを修正すればよいかがわかるように、修正箇所がハイライト表示される点も便利です。

 このように1時間足らずで環境を構築できるため、PoC(概念実証)の期間を大幅に短縮できます。なお、本アプリケーションは背後でAmazon Bedrockを利用しており、利用したモデル(Claude 4.5 Sonnet等)に応じたAPI利用料が発生します。また、大規模利用の際は追加のセキュリティ対策が必要になる点には留意してください。

次のページ
AI-DLCとは

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この記事の著者

奥村 康晃(株式会社NTTデータ)(オクムラ ヤスアキ)

 NTTデータ入社以来、クラウドサービスのAPIを連携させることで効率的な管理を可能とするクラウド管理プラットフォームの開発に従事。現在では、クラウド導入の技術コンサルや組織での技術戦略立案にも携わる。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/23454 2026/02/27 09:00

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