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Infragistics NetAdvantageチュートリアル(AD)

Infragistics Application Styling Framework - 2 洗練されたデザイン作業

Infragistics NetAdvantageチュートリアル その10 - AppStylist for Windows Forms

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NetAdvantage AppStylist for Windows Formsによる効率的なデザイン作業

 このようにアプリケーションのスタイルセットを短時間で作成できるNetAdvantage AppStylist for Windows Formsで、作業を開始するための4つの手順を紹介しました。

  1. スタイルライブラリを作成、または既存のライブラリを開きます。
  2. 上のタブからプレビューキャンバスを選択します。
  3. キャンバス内の項目にマウスポインタを移動します。
  4. キーボードを使用して希望するロールにナビゲートするか、左のツリーからロールを選択します。

 Microsoft Visual Studio .NETのみを使用して同様のことを達成しようとすると、.NET Framework SDKおよびコントロールオブジェクトモデルに対する豊富な知識が必要となります。通常、この知識はグラフィックアーティストではなくアプリケーション開発者のみが持っているものです。従って、多くの組織が採用するソフトウェア開発ワークフローは、ユーザーエクスペリエンスのデザインという観点でみると、非効率的な場合が大半です。

作成したスタイルの適用方法

 NetAdvantage AppStylist for Windows Formsを用いてスタイリングが行われている間、アプリケーション開発者はアプリケーションの実装を行います。開発時の初期段階、また、開発プロセス全体を通して継続的に、グラフィックアーティストは.islファイルとしてパッケージされたスタイルライブラリを提供します。

 スタイルライブラリ(.islファイル)をロードする方法には、アプリケーションアセンブリ内にリソースとして組み込む、またはランタイムにWebサービスから取得するなど、いくつかの選択肢があります。すべての開発者が実行できる単純な配備方法は、.islファイルをプロジェクトに追加し、アプリケーションに以下のコードを追加してスタイルをロードする方法です。

StyleManagerの静的なLoadメソッドにファイル名またはストリームで.islファイルを指定(VB.NETの場合)
Infragistics.Win.AppStyling.StyleManager.Load("BlueGold.isl")
(C#の場合)
Infragistics.Win.AppStyling.StyleManager.Load("BlueGold.isl");

 アプリケーションにスタイルライブラリで定義された外観が即座に適用されます。既存のアプリケーションで外観を変更しようとすると、各フォームに存在するコントロールの数によっては、同じ結果を得るために数百のプロパティ設定が必要となる場合があり、エラーが発生しやすくなります。ASFでは開発全体を通じて既存の方法に比べ一瞬で設定が適用されるため、デザインチームメンバーにフィードバックを短時間で伝達することができ、修正も容易となります。

まとめ

 本稿では、Windows Formsで外観設定の一元化を可能にするNetAdvantage AppStylist for Windows Formsの使用方法を解説しました。アプリケーション全体で、数十、数百のコントロールそれぞれに外観を設定する必要はもうありません。

 また、本稿で説明しきれなかった機能として、NetAdvantage AppStylistランタイムコンポーネントを使用した、アプリケーション実行時の動的スタイリングがあります。こちらもぜひ一度、試してみてください。

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この記事の著者

インフラジスティックス・ジャパン株式会社 池原 大然(イケハラ ダイゼン)

国内ベンチャー企業にて.NETエンジニアとして開発に従事、2007年インフラジスティックス・ジャパンに入社。現在デベロッパー エバンジェリストとして、.NETやWPF/Silverlight製品や技術の啓蒙活動を行う。Microsoft MVP for Client App Dev 2010/04 ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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