Codexとフィジカルな体験を掛け合わせて何を作るか
物理的な体験とAIプロダクトを組み合わせた、チーム「デジタルコンテンツ」は、メンバー2人ともプログラミングを日常的に利用していたわけではない。それでも、折って組み立てるインテリアをデザインできるWebサービス「patan」を作り上げた。
AIとの出会いは電子工作だったという。システム開発でUI/UX側のデザインや要件定義を担当していたメンバーは、マイコンにプログラミングを書き込むところで初めてAIに触れた。マイコンに書き込めるということは、システム開発も自分でやってみられるのではないか。「今までエンジニアの方々とやっていたやり取りをCodexとやるようになって、ファイル管理や要件定義、デザイン、コーディングなどを全部一緒にやっています」
フィジカルな体験にAIを組み合わせる先行事例は少ない。その掛け合わせで感じた難しさはどこにあったのか。
最初に挙がったのは、Codexに物理的な構造を正確に伝える難しさだった。折り紙の展開図で「こことここを接続したい」と言っても、全然違うデザインを持ってくる。既存のペーパークラフトのデータを見せたり、自分たちで壁打ちをしているうちに何か思いついた場合は、イラストを描いてAIに正解を示した。
もう1つが、出力しなければ結果がわからないことだ。3Dプリンターがなければできない作品になっていたため、一旦紙で試したり段ボールでやってみたりもしたが、1回3Dプリンターで出力しないと結果がわからず、そこからまた微調整していくことになる。
こういった難題を乗り越え、チーム「デジタルコンテンツ」は最終プレゼンに選ばれるほどのプロダクトを開発するに至った。
