評価の分かれ目は「AIエージェントの組み込み方」
同イベントについて、大学生・大学院生を対象にした理由を、OpenAI Japanの瀬良氏はこう説明する。「このイベント自体は結果的にはすごくスキルの高い方が集まったのですが、AIコーディングによって、今までプログラミング自体はそれほどやってこなかった、苦手だという人もものを作れる時代になったので、それを自由に表現する場として企画して実現しました」
実際に当日の開発とプレゼンを見て意外だったのは、参加者のスキルレベルの高さだ。AIコーディング自体にかなり習熟していて、「詰まる人は思った以上に少なかった」と振り返る。AIを使ってどんどん学んでいくため、教材がないからできないということがない。Codexを使いながら「次からそうやってやればいいのだな」と、自分でどんどん成長していくのが特徴だったという。
また、評価が分かれた点については、Codexの組み込み方を挙げた。「やはりCodexというか、AIエージェント的なものをうまくプロダクトに組み込むというのは、今後浸透の余地がある技術ではあると思うので、まだまだ可能性がある」。そう述べたうえで、ハッカソン参加者のプロダクトには「やはり光るものがありました」と続けた。
今回のような学生向けの取り組みに加え、今後もさまざまな層に同様の機会を提供していきたい考えだ。瀬良氏のチームでは、開発者や、最近ではディベロッパー以外も含めて「ビルダー」と呼ばれる人たちを支援するイベントを、アンバサダーという人を任命してコミュニティを盛り上げながら運営している。
Codexは、ローカル環境での作業に加え、クラウド環境でもタスクを実行できる。Computer Useを通じて、対応するコンピューター上の操作を行うこともできる。より多くの人に、最適な使い方をしてもらうことを目指して、同社の取り組みは今後も続いていく。
