柳井です。 少し前に、金子満の「シナリオライティングの黄金則」を読みました。私は、アメリカの映画業界のシナリオ・ライティングの本は、なるべく読むようにしています。日本の本も読んでいますが、アメリカの方が出来がよいと常々思っています。この本は日本のものですが、アメリカの映画産業の文脈を踏まえた上で、日本の大学で研究を行い、実験や調査、理論構築をしたものです。 映画はアートと言う人もいるでしょうが、産業の側面も強いです。産業として見た場合に必要なのは、再現性だと私は思っています。産業には、ある一定以下の品質を作らないようにチェックをして、水準以上の商品ができるような、手順や理論を構築することが必要です。 自分が行っていることに対して、客観的にチェック機構や、作業手順をまとめることは大切です。そのことによって、問題点が見つかります。映画やゲームなど、コンテンツにも、そういったことは大切だと思います。 |
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連載お気楽マンガ。光度博士のパクリ発明。シンプルイズザベスト。毎週火曜日更新。
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柳井 政和(ヤナイ マサカズ)
クロノス・クラウン合同会社 代表社員http://crocro.com/オンラインソフトを多数公開。プログラムを書いたり、ゲームを作ったり、記事を執筆したり、マンガを描いたり、小説を書いたりしています。「めもりーくりーなー」でオンラインソフト大賞に入賞。最近は、小説家デビューして小説も書いています(『裏切りのプログラム』他)。面白いことなら何でもOKのさすらいの企画屋です。
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