Adobeは19日、Linux版「Adobe AIR 1.5」をリリースした。
Adobeは19日、デスクトップランタイム環境AIRのLinux版、「Adobe AIR 1.5」をリリースしたと発表した。同社のWebサイトより無償でダウンロードできる。
これまでAIRはWindows版、Mac版が提供されていたが、今回Linux版がリリースされたことで、開発者が追加作業を行うことなく、同一アプリケーションをLinux上で動作させることが可能になった。ただし、タスクトレイなどOSに依存した環境を利用した機能については、OSに応じた処理が必要になる場合がある。
今回のリリースについて、Ubuntuプロジェクトの創設者であるマークシャトルワース氏は、「ブラウザ以外でアプリケーションを開発する場合、開発期間とコストを抑えるため、これまでは OSの選択を余儀なくされてきました。Adobe AIR 1.5の登場により、企業と開発者は単一のコードベースを使用し、3つの主要 OSに対応することができます。これによって、アプリケーション開発サイクルは一変し、LinuxはMacintoshやWindowsと同じ位置に立つことができます」と述べている。
Adobe AIR 1.5 Linux版は、Fedora Core 8、Ubuntu 7.10以降、openSUSE 10.3に対応している。
【関連リンク】
・Adobe - Adobe AIR
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