マイクロソフトは19日、ソーシャルサイト「Windows Live」の新機能として「Webメッセンジャー」をリリースした。クライアントアプリケーションをインストールできない職場やネットカフェなどからでもメッセージを交換できる。
世界で最も利用されているメールサーバー「sendmail」の作者エリック・オールマン氏ですら、先日のAsiaBSDCon 2009のキーノートで「最近の若者は(メールではなく)ソーシャルメディアやインスタントメッセンジャーを使うよね」と語るように、手軽なコミュニケーションツールとしてメッセンジャーはすっかり定着している。なかでも日本で広く使われているのはマイクロソフトのWindows Live Messenger(MSNメッセンジャー)だろう。
Windows Live Messengerを利用するには、他のメッセンジャーと同様に専用のクライアントソフトをダウンロード、インストールしてなければならなかった。マイクロソフトは19日、ソーシャルサイト「Windows Live」の新機能として「Webメッセンジャー」をリリースした。クライアントアプリケーションをインストールできない職場やネットカフェなどからでもメッセージを交換できる。
Windows Liveのアップグレードにより、Messengerのアドレス帳も「Messengerのつながり」としてWindows Live上で管理できるようになっていたが、さらにそのままウェブ経由でインスタントメッセージを送ることができるようになった。Windows Liveにログインすると、アドレス帳(つながり)またはメール(Hotmail)の画面で、右上に「Messenger」メニューが表示され、 Messengerにログインしたり、ステータスを変更できる。
インスタントメッセージを送るには、メールの差出人やアドレス帳から送信相手をクリックして表示されるコンテキストメニューから「インスタントメッセージを送る」を選択すると、Messengerのウィンドウが起動する。
なお、実際に試してみたところ、先日リリースされたInternet Explorer 8上では動作したが、Firefox 3やSafari 4、Google Chromeでは上手く動作しなかった。より広い環境での安定した動作が期待される。
【関連リンク】
・Windows Live Hotmail に、新たなアップデート! - We Love Windows Live(Windows Live 日本チーム)
・「知り合い」と「つながり」 - We Love Windows Live(Windows Live 日本チーム)
・[[Messenger、Hotmail] 新サービス:Web Messenger の提供開始 - Windows Live Tips(Windows Live 利用のヒント)
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