GcTimeSpanコントロールのデザイン
では、実際にGcTimeSpan
コントロールをデザインします。
入力書式の設定
このプログラムでは、時間の表示形式を「hh:mm:ss」形式にし、時・分・秒の区切りに「時間」「分」「秒」という文字を使用することにします。
設定は「入力書式の設定」から行います。GcTimeSpan
コントロールのスマートタグから[入力書式の設定]を選択し、[hh時間mm分ss秒]を選びます。この書式を選ぶと、「プレビュー」にあるように入力位置には「_
」というリテラル文字がデフォルトで設定されます。
表示のデザイン
時間データはフォントをArial Blackにし、サイズを48と大きくします。また、各データの文字色と背景色も変更し、「時間・分・秒」というリテラル文字の上下位置も変更します。これらの設定は、GcTimeSpan
コントロールのスマートタグから[入力フィールドの編集]を選ぶと表示される、ダイアログで行います。
「TimeSpanHourField」は時のデータを表示するフィールドで、同様に「TimeSpanMinuteField」は分のデータを、「TimeSpanSecondField」は秒のデータを表示するオブジェクトです。
また、「TimeSpanLiteralField」はそれぞれのデータを区切るリテラル文字を表すオブジェクトです。
- TimeSpanSignField (符号入力フィールド)
- TimeSpanDayField (日入力フィールド)
- TimeSpanHourField (時間入力フィールド)
- TimeSpanMinuteField (分入力フィールド)
- TimeSpanSecondField (秒入力フィールド)
- TimeSpanDecimalField (少数入力フィールド)
- TimeSpanLiteralField (リテラル文字フィールド)
ダイアログでは、プロパティを設定するオブジェクトを選択し、プロパティウィンドウで各プロパティを設定します。
各フィールドオブジェクトに共通のプロパティは、次のものがあります。
プロパティ | 説明 |
---|---|
BackColor | フィールド背景色を設定します。 |
Font | フィールドに表示される文字列のフォントを設定します。 |
ForeColor | フィールド背景色を設定します。 |
Margin | フィールド領域の外枠の距離を設定します。コントロールの境界線からの距離や、他のフィールドとの間隔を設定する際に使用します。 |
Padding | フィールド領域からテキストの表示エリアまでの距離を設定します。 |
今回は、次のようにプロパティを設定します。
オブジェクト | プロパティ | 設定値 |
---|---|---|
TimeSpanHourField | BackColor | MediumPurple |
Font | Arial Black, 30pt, style=Bold | |
ForeColor | LightGoldenrodYellow | |
TimeSpanMinuteField | BackColor | MediumPurple |
Font | Arial Black, 30pt, style=Bold | |
ForeColor | LightGoldenrodYellow | |
TimeSpanSecondField | BackColor | MediumPurple |
Font | Arial Black, 30pt, style=Bold | |
ForeColor | LightGoldenrodYellow | |
- | - | - |
TimeSpanLiteralField | Margin | 3, 0, 0, 0 |
(3つとも) | Padding | 0, 40, 0, 0 |