Ubuntuチームは4月23日、「Ubuntu 9.04」デスクトップ版およびサーバ版をリリースした。デスクトップ環境として「GNOME 2.26」を採用するなどGUIの改良が行われたほか、Linuxの新しいファイルシステム「Ext4」をサポートしている。
Ubuntuチームは4月23日、「Ubuntu 9.04」デスクトップ版およびサーバ版をリリースした。デスクトップ環境として「GNOME 2.26」を採用するなどGUIの改良が行われたほか、Linuxの新しいファイルシステム「Ext4」をサポートしている。
Ubuntu 9.04では、デフォルトのファイルシステムはExt3だが、インストール時にExt4ファイルシステムを選択できる。次期リリースではExt4を標準にするよう、安定性などの改良を図っていく予定。そのほかにも、X.Org serverバージョン1.6、Linuxカーネル2.6.28-11.42などが採用された。
サーバ版ではクラウドコンピューティングの構築が試験的にサポートされ、「Eucalyptus」(クラウドコンピューティング環境構築ツール)によって簡単にAmazon EC2互換のクラウドを作成できる。デスクトップ版では起動時間の高速化や新たな通知システムの導入に加え、サスペンド・ハイバネーションのサポート強化といったモバイル環境の強化が行われた。さらに今回から、ネットブック向けに最適化された「Netbook Remix」イメージも公開されている。
Ubuntuは年に2回定期的にリリースされる。バージョン番号はリリース年月を表しており、「9.04」なら2009年4月のリリースとなる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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