多機能な設定も容易
InputMan for ASP.NET付属コントロールは、多機能であるがゆえにプロパティの数が標準コントロールよりも多くなっています。そこで生じる問題として「どのプロパティを指定すれば良いのかわからない」「どんな機能があるのかわからない」というものが考えられます。
スマートタグの活用
こうした問題の解決策として、InputMan for ASP.NET付属コントロールではコントロールのタスクを「スマートタグ」から呼び出せるようになっています。
Comboコントロールならではの「カラムを編集」なども、スマートタグに表示されるため、拡張機能への“気付き”にもなると思います。
プロパティページの活用
スマートタグに載っていないプロパティについても、プロパティウィンドウより分かりやすい「プロパティページ」で設定が可能です。
標準コントロールよりも柔軟な操作性
Webアプリケーションで「最大文字数まで入力し終えたら次のコントロールに移動する」「左右の矢印キーでコントロールのフォーカスを移動する」のような操作性を実現するには、従来JavaScriptを駆使して実現しなくてはなりませんでした。そもそも、Webアプリケーションでこのような操作性が必要かという議論もありますが、ユーザビリティの高いアプリケーションを作成するのであれば、あるに越したことはないでしょう。InputMan for ASP.NET付属コントロールでは、ExitOnLastCharプロパティとExitOnLeftRighKeyプロパティを使うだけで、これらを簡単に実現することができます。
ExitOnLastCharプロパティ
想定された最大文字列長まで文字列を入力すると自動的に次のコントロールに移動するように指定するには、ExitOnLastCharプロパティをTrueに設定します。
サンプルソース内にある「CZ0907ExitOnLastChar」は、[ExitOnLastChar]チェックボックスをチェックを入れると、画面上のコントロールのExitOnLastCharプロパティの値がTrueに書き換えられます。例えばComboコントロールであれば、「12345」と5桁の文字を入力すると自動的にフォーカスがDateコントロールに移ります。
ちなみに、一度入力されたコントロールが再びフォーカスを取得した場合、カーソルは前回入力した位置に移動します。そのため、HighlightTextプロパティをAllに設定して、コントロールがフォーカスを受け取ったときにテキストをすべて選択するようにしておくといいでしょう。