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難解クエリー言語「MDX」に挑戦

多次元データベースクエリー言語「MDX」入門
~よく使う関数・前編(5)

1).Children、.FirstChild、.LastChild、.Parent

構文:メンバー.Children(戻り:セット)
メンバー.FirstChild(戻り:メンバー)
メンバー.LastChild(戻り:メンバー)
メンバー.Parent(戻り:メンバー)

 Childrenは指定メンバーの1つ下の階層レベルの全メンバーのセットを返します。FirstChildは最初のメンバーを、LastChildは最後のメンバーを返します。Parentは指定メンバーの1つ上の階層レベルのメンバーを返します。

[TOKUISAKI]ディメンションのイメージ
[TOKUISAKI]ディメンションのイメージ
  1. [TOKUISAKI].[TODOFUKEN-TOKUISAKI].Children
  2. [TOKUISAKI].[TODOFUKEN-TOKUISAKI].FirstChild
  3. [TOKUISAKI].[TODOFUKEN-TOKUISAKI].[函館物産].Parent
  4. [TOKUISAKI].[TODOFUKEN-TOKUISAKI].LastChild
  5. [TOKUISAKI].[TODOFUKEN-TOKUISAKI].[北海道].Children

 [TOKUISAKI].[TODOFUKEN-TOKUISAKI]は階層であり、メンバーではありません。文法上はChildrenFirstChildLastChildはメンバーの指定のみですが、階層指定でも正常に動作します。これは階層までしか記述されていない場合はデフォルトとして[all]というメンバー「全メンバー合計」が指定されたとみなす、ということのようです。つまり上記1は[TOKUISAKI].[TODOFUKEN-TOKUISAKI].[all].CHILDRENと書くべきところ、.[all]が省略された、と考えられます。

2).Members、.AllMembers

構文:階層.Members(戻り:セット)
   レベル.Members(戻り:セット)

 Membersは指定されたディメンション、階層またはレベルのすべてのメンバーを返します。

[TOKUISAKI]ディメンションのイメージ
[TOKUISAKI]ディメンションのイメージ
  1. [TOKUISAKI].[TODOFUKEN-TOKUISAKI].Members
  2. [TOKUISAKI].[TODOFUKEN-TOKUISAKI].[TOKUISAKI].Members

 Childrenと違い、Membersは階層構造の全レベルのメンバーを戻します。ディメンション式および階層式の場合は、当該ディメンションまたは階層の全メンバの合計値である[all]というメンバーが戻りセットに含まれます。また、指定が階層式あるいはレベル式でなくてはならず、メンバー式ではないことに注意してください。

 AllMembersの場合は、そのMDX内で定義されている「計算されるメンバー」も戻りセットに含まれます。

3).PrevMember、.NextMember

構文:メンバー.PrevMember(戻り:メンバー)
メンバー.NextMember(戻り:メンバー)

 指定されたメンバーの1つ前、または1つ後ろのメンバーを戻します。

[TOKUISAKI]ディメンションのイメージ
[TOKUISAKI]ディメンションのイメージ
  1. [TOKUISAKI].[TODOFUKEN-TOKUISAKI].[北海道].[旭川商事].PrevMember
  2. [TOKUISAKI].[TODOFUKEN-TOKUISAKI].[東京都].[新宿画廊].NextMember

 PrevMemberNextMemberは、「同じ階層レベル内での前後のメンバー」を戻します。計算されるメンバーの計算式で、例えば「前月対比」などの算出によく使用します。

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4).CurrentMember

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この記事の著者

大家 正巳(オオヤ マサミ)

株式会社ヴィバーク代表取締役。 システムアナリスト。 この度、当社では SQL Server Analysis Services に接続し、MDXの発行が可能な BIシステム構築ツール「CubeWalker」を開発しました。2009年10月より発売致します。 高速かつ安価なBIシステム作りに、是非お...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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