ナビゲーション
CDEでは、クラシックIDEにはなかった各種ナビゲーションが用意されています。
定義を開く
従来のクラシックIDEと同様にコード中のクラス名などからジャンプできます。定義を開きたい対象にキャレットを置いた後に、F3あるいは右クリックメニューから「定義を開く」を選択してください。
加えて、プロジェクトに含まれる任意のクラスにジャンプできるダイアログが提供されています。Shift+Ctrl+F3、あるいは「Navigate」「Curl定義を開く」を選択してください。検索対象はパターン(ワイルドカード、キャメルケース)を使用して柔軟に指定できます。
パターンについては、[Curl 開発ユーザーガイド]-[参照]-[ダイアログとウィザード]を参照ください。
型階層を開く
クラスに関しては型定義だけではなく、定義階層(スーパークラス、サブクラス)をツリー形式で確認、ジャンプできます。上記と同様に、型階層を開きたい対象にキャレットを置いた後に、F9あるいはメニューから「型階層を開く」を選択してください。階層情報がツリー形式で、階層ビューに表示されます(選択されているクラスのメンバも併せて表示されます)。
表示順は階層ビュー右肩のアイコンで変更可能のため、目的に沿ったものを選択できます。ただ階層内のクラス定義にジャンプしたいだけの場合は、クイック型階層が便利です。
ショートカットキーは、Ctrl+Tです。クイック型階層の場合は、階層ツリーがホーバーに表示され、さらにフィルタリングも可能です。これにより、キーボードから手を離さずに目的のクラスに飛ぶことができます。
パンくずリスト
クラシックIDEでは、同一ファイル内のナビゲーションとして、エディタの上にドロップダウンリストが用意されていました。CDEではこれに代わり、パンくずリストが提供されています。
使用する場合は、Alt+Shift+B、あるいは[Navigate]-[パンくずリストの表示]を選択してください。
パンくずリストは「プロジェクト→パッケージ→ファイル→トップレベル要素(クラスやプロシージャなど)→メンバ」という順で構成・表示されています。各レベルでジャンプ先を選択できるようになっているので、同一ファイル内での移動のみサポートしていたクラシックIDEと違い、任意のジャンプ先を指定できます。
まとめ
Curlの統合開発環境CDEを使って、Curlアプリケーションの開発を始めるための基本的な部分について解説しました。ぜひCDEの体験版をダウンロードして、実際に使い勝手の良さを実感してもらえたらと思います。
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