ノルウェーのOpera Softwareは7月1日、デスクトップ用Webブラウザ「Opera 10.60」正式版をリリースした。
バージョン10.60の大きな特徴として、Googleが5月に発表したオープンなビデオフォーマット「WebM」をサポートしている。HTML5の動画フォーマットについては、統一フォーマットをめぐって議論が起きているが、Opera 10.60はGoogle Chrome 6に次いでWebMをサポートした2つ目のブラウザとなった。
また、HTML5の機能で注目を集めている「Geolocation API」にも対応した。携帯電話やスマートフォンのように、Webブラウザ上で自分の現在位置を取得できる。「Opera's Live Map」にアクセスすると、Operaをダウンロードした地点として自分の現在地を登録できる。位置情報の取得には、ChromeやFirefoxと同様にGoogle Location Serviceを利用しているようだ。
ほかにもHTML5の機能として、バックグラウンド処理(Web Works)によってJavaScript処理の負担が軽減され、アプリケーションキャッシュ(AppCache)によるオフライン処理も可能になっている。
【関連リンク】
・Opera's Developer Relations Team - Hello Opera 10.60
・Choose Opera 日本支部 - Opera 10.60 正式版になって登場 (訂正版)
・Operaプレスリリース - What is faster than the fastest?
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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