プロローグ
C#たん:
それでは、これから『ソフトウェア開発講座』を始めたいと思います! |
|
C++たん:
えっ、急に何!? |
|
ええ、ソフトウェア開発講座を始めます。
|
|
……
まあ、いいけど。 で、私も何かやった方がいいの? |
|
そうですね、いろいろとご意見や解説などお願いします。
|
|
はいはい。
で、どういう趣旨の講座なのかしら? |
|
近年のソフトウェア開発は、要求の範囲も質も非常に高い水準が求められていますね。
これから学び始める方々は、ベテランが何年もかけて築きあげてきた道を一足とびに学ぶ必要があります。 |
|
そうよねぇ、思い返せば長い道のりを来たものだわ。
どうすればいいのかしらね。同じ苦労を1からやってもらう時間はないし。 |
|
その長い道のりで培われた経験は、開発ツールやフレームワークの進化という形で残されてきています。
Microsoftの.NET Frameworkもその一つですね。 |
|
ちなみにフレームワークというのは「アプリケーション開発の土台」という意味です。その土台の上にアプリケーションを構築していくわけですが、開発に占める土台の割合が年々大きくなっています。
|
|
確かに、いまどきはフレームワークに頼って開発の負担を下げないことにはやってられないわね。
|
|
開発だけではなく、学習の負担もそうですね。
.NET Framework のような高度で洗練されたフレームワークを最大限活用することで、効率よく先人の知恵を学んでいかなければなりません。 |
|
あー、そのとおりかもねぇ。
その割に、入門書とかにはあんまりそういう話見ないわよね。 |
|
そう!
そこでですよ、 本講座では以下のような話をしていきたいと思います。 |
こんな人に読んで欲しい
- ソフトウェア業界に入ったばかりで、本格的なアプリケーションを作ったことがない新人さん
- プログラミング言語を学んだので、そろそろ本格的にアプリケーションを作ってみたい学生さん
こんな話をします
- 実用的なアプリケーションを作るために必要な技術の全体像と最新動向を紹介します
- 具体例として、分野的にも技術層的にも広い範囲をカバーする、.NET Frameworkを中心として説明します
本連載のキャラクター画像は、出典をリンクなどで明記いただければ、非営利目的に限り、自由に二次利用いただいて問題ありません。ぜひ、ご自身のブログ等でもご活用ください!