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Androidアプリケーションは、Java言語を用いて開発することができます。Androidアプリケーションの開発にあたっては、米グーグル社が提供するAndroid SDK(Software Development Kit、開発キット)の知識は当然ながら、基本となるのはJava SEです。この連載では、Javaでの開発の基礎となるJava SEを、実際にAndroid上で実行できるソースコードとともに解説します。
はじめに
第3回目の本稿は、少し予定を変更して、ビューを用いたAndroidの画面処理や、ボタンのイベント処理など、本連載を読み進めていく上で必要となる、ユーザインタフェースの前提知識について解説していきます。
対象読者
Androidアプリケーションの開発を始めたい方で、JavaとEclipseのごく基本的な知識がある方を対象とします。
ビューを用いたAndroid画面処理
まずは前回の続きでもある、ビューを用いたAndroidのGUI画面処理を説明しましょう。
main.xmlの中身
前回で説明したように、Activityクラスで画面を表示するには、onCreateメソッドのなかで画面の初期設定を行います。
public class HelloAndroid extends Activity {
@Override
public void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
super.onCreate(savedInstanceState);
setContentView(R.layout.main); // (1)
}
}
(1)のsetContentViewメソッドは、画面レイアウトを定義したXMLファイルからViewオブジェクトを作成し、それをActivityクラスに登録する、という意味になります。
このようにActivityクラスに登録するビューは、1つだけです。異なるビューでsetContentViewを複数回呼び出しても、最後に登録したビューだけが有効になります。
Eclipiseのパッケージ・エクスプローラーから、R.layout.mainが示すmain.xmlファイルを開くと、Android Layout Editor(GUI編集画面)が起動します。ただGUIの画面だけでは、このビューがどのような構造になっているのかわかりにくいので、main.xmlをテキストとして表示してみましょう。
Graphical Layoutのとなりにある、main.xmlというボタンをクリックすると、次のテキスト画面に切り替わります。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<LinearLayout xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
android:orientation="vertical"
android:layout_width="fill_parent"
android:layout_height="fill_parent"
>
<TextView
android:layout_width="fill_parent"
android:layout_height="wrap_content"
android:text="@string/hello"
/>
</LinearLayout>
このファイルの意味は、LinearLayoutという画面をレイアウトするオブジェクトの定義と、そのレイアウトの子要素として、TextViewという文字列などを表示するコンポーネントを定義する、というものです。
なお、このように、ユーザインターフェイスを提供するビューオブジェクトのことを、ウィジットと呼びます。Androidでは、ボタンやチェックボックス、テキスト入力をはじめ、カレンダーや時計といった複雑なウィジェットまで、実装済みコンポーネントとして提供されています。
ビュー階層
AndroidのGUI画面定義は、階層構造になっていて、まずベースとなるレイアウトがあり、そのなかにGUI要素を定義します。またレイアウトの中に、レイアウトをネストすることも可能です。

LinearLayoutクラスは、もっともシンプルなレイアウトで、子要素を縦または横一列に並べるものです。ここでは一つの子要素しか定義していませんが、複数定義した場合でも、一列に並んで表示されます。それぞれの要素の座標を指定する必要はありません。ただし、縦または横に一列しか並べられないので、たとえば、格子状に配置したい場合には、LinearLayoutのなかにさらにLinearLayoutオブジェクトを配置します。
main.xmlでは、LinearLayoutの属性として、orientation、layout_width、layout_heightの3つが指定されています。これはそれぞれ、レイアウトの向き、幅、高さの指定で、これらの属性に使用できる値は、次のようになります。
| 値 | 意味 |
| vertical | 縦向き |
| horizontal | 横向き |
| fill_parent | 親要素のサイズまでなるべく大きく表示(APIレベル8以降は、match_parentとする) |
| wrap_content | 表示可能な最小の大きさ |
- 修正履歴
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- 2011/07/21 12:07 match_parentの補足を、fill_parentの部分に移動訂正
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山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)
静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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WINGSプロジェクト 高江 賢(タカエ ケン)
<WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での登録メンバは約50名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書、記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook
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