マルチスクリーンビューでブラウザチェック
一覧ページと詳細ページが完成しました。[マルチスクリーンプレビュー]画面で動作確認をしましょう。[マルチスクリーン]ボタンをクリックしてダイアログを開きます。
デフォルトの状態では、スマートフォン、タブレット、デスクトップの3種類の画面サイズで確認ができます。[ビューポートのサイズ...]ボタンをクリックすると[ビューポートのサイズ]ダイアログが開き、それぞれの画面サイズを変更することも可能です。
PhoneGap機能を使ってモバイルアプリに変換
Dreamweaver CS5.5では、iOSおよびAndroidのモバイルアプリケーションを手軽に作成できます。今回は、Android用モバイルアプリに変換する手順を紹介します。
まず、[サイト]-[モバイルアプリケーション]-[アプリケーションフレームワークの設定...]を選択します。
[アプリケーションフレームワークの設定]ダイアログが開きます。[Android SDKのパス]のテキストフォームの右にある、[簡易インストール]ボタンをクリックします。
すると、自動的にAndroid SDKのダウンロードとインストールが行われます。
[簡易インストール]ボタンについての不具合があり、AdobeのWebサイトでホットフィックスがリリースされています。Adobeサポートページの手順にそって、[Dreamweaver CS5.5 Android PhoneGap ホットフィックス]を適用してください。
[サイト]-[モバイルアプリケーション]-[アプリケーション設定...]を選択して[ネイティブアプリケーション設定]ダイアログを開き、アプリケーション名やアプリケーションアイコンなど、アプリの情報を設定します。必要項目を入力したら[保存]ボタンをクリックし[ネイティブアプリケーション設定]ダイアログを閉じます。
最後に、モバイルアプリをビルドし、エミュレータ上で実際に動作の確認をしましょう。[サイト]-[モバイルアプリケーション]-[ビルドおよびエミュレート]-[Android]を選択するとモバイルアプリのビルドが始まり、ビルドが完了するとエミュレータの起動が始まります。
エミュレータ起動後、作成したモバイルアプリの動作確認ができるようになります。
以上で、Dreamweaverで簡単なスマートフォン用Webページを作成し、モバイルアプリに変換する作業は終了です。あまりにも簡単で、びっくりされたのではないでしょうか? Dreamweaverの強力なサポートがあれば、初めてスマートフォン用Webページを作る場合でも、スムーズかつスピーディに開発を進めることができることでしょう。
まとめ
これまでのDreamweaverといえば、単にWebページを作成・編集するソフトウェアというイメージでしたが、CS5.5では最新のフレームワークをサポートし、次世代のWeb制作の現場のニーズに存分に応えることのできるソフトウェアへと進化しました。
ぜひサンプルを実際に構築してみて、Dreamweaver CS5.5の魅力を体感してみてください。