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jQuery Mobile対応!最新Dreamweaverでモバイルアプリ開発(AD)

HTML5/CSS3だけじゃない!
jQuery Mobileにも対応したDreamweaverを使ってみよう

モバイルアプリ開発者必見!Dreamweaver CS5.5概説

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一覧ページをカスタマイズ

 以下は、新規テンプレートから作成したファイルの、一覧ページ(1ページ目)のソースの抜粋です。既存のテンプレートを編集して、一覧ページをカスタマイズしてみます。

既存のテンプレート
<div data-role="page" id="page">
    <div data-role="header">
        <h1>1 ページ</h1>
    </div>
    <div data-role="content">
        <ul data-role="listview">
            <li><a href="#page2">2 ページ</a></li>
            <li><a href="#page3">3 ページ</a></li>
            <li><a href="#page4">4 ページ</a></li>
        </ul>
    </div>
    <div data-role="footer">
        <h4>ページフッター</h4>
    </div>
</div>

 では、[コードビュー]上でソースを直接編集して、見出しを書き換えてみましょう(太字部分)。

見出し部分を変更
<div data-role="page" id="page">
    <div data-role="header">
        <h1>イラスト|一覧</h1>
    </div>
    <div data-role="content">
        <ul data-role="listview">
            <li>
              <h2><a href="#page2">苗床</a></h2>
            </li>
            <li><a href="#page3">3 ページ</a></li>
            <li><a href="#page4">4 ページ</a></li>
        </ul>
    </div>
    :
    :
    :

 次に、<li>タグ内にサムネイルアイコンを追加します。[ファイル]パネルから「01.jpg」を[コードビュー]の1つ目の<li>タグ内にドラッグ&ドロップすると、[イメージタグのアクセシビリティ属性]ダイアログが表示されるので、[OK]ボタンをクリックします。

[ファイル]パネルから「01.jpg」をドラッグ&ドロップ
[ファイル]パネルから「01.jpg」をドラッグ&ドロップ

 すると、画像ファイルをドラッグ&ドロップした場所に<img>タグが挿入されます。

 画像の幅と高さは原寸サイズで指定されていますが、jQuery Mobileの仕様により、リスト内の画像はサムネイルアイコンとして自動的に高さ80px(幅はそれに準じてリサイズされます)の表示サイズに整形されるため、widthとheightを削除します。これは誤動作を防ぐために削除しています。

 さらに、<li>タグ内のテキストリンクを編集し、日付を追加します。「2 ページ」へのテキストリンクを画像のタイトルに変更し、<h2>タグで囲みます。見出しタグなどの主要なCSSのスタイルはjQuery MobileのCSSで定義されているため、そのままCSSを編集せず使用できます。<h2>タグの下に日付を追加し、<p>タグで囲みます。

サムネイル画像「01.jpg」、日付を追加
<ul data-role="listview">
  <li>
    <img src="images/01.jpg" />
    <h2><a href="#page2">苗床</a></h2>
    <p>2011/07</p>
  </li>
  <li><a href="#page3">3 ページ</a></li>
  <li><a href="#page4">4 ページ</a></li>
</ul>

 上記のように、残り2つの<li>タグ内にもサムネイルアイコンと画像タイトル、日付を追加、編集します。すべての<li>タグ内に要素を追加したら、<h4>タグの下に、ページフッターに表示させたい文言を追加します。

ページフッターに表示する文言を追加
<div data-role="footer">
    <h4>&copy;COF</h4>
</div>

 これで、一覧ページの完成です。

カスタマイズ後の一覧ページ
<div data-role="page" id="page">
    <div data-role="header">
        <h1>イラスト|一覧</h1>
    </div>
    <div data-role="content">
        <ul data-role="listview">
            <li>
                <img src="images/01.jpg" />
                <h2><a href="#page2">苗床</a></h2>
                <p>2011/07</p>
            </li>
            <li>
                <img src="images/02.jpg" />
                <h2><a href="#page3">きのこのもり</a></h2>
                <p>2011/06</p>
            </li>
            <li>
                <img src="images/03.jpg" />
                <h2><a href="#page4">ひなげし</a><h2>
                <p>2011/05</p>
            </li>
        </ul>
    </div>
    <div data-role="footer">
        <h4>&copy;COF</h4>
    </div>
</div>
一覧ページ 全体図
一覧ページ 全体図

詳細ページをカスタマイズ

 続いて、詳細ページの編集をしていきます。以下は、詳細ページ(2ページ目)にあたる部分のソースです。

既存のテンプレート
<div data-role="page" id="page2">
    <div data-role="header">
        <h1>2 ページ</h1>
    </div>
    <div data-role="content">
        コンテンツ
    </div>
    <div data-role="footer">
        <h4>ページフッター</h4>
    </div>
</div>

 カスタマイズ後の詳細ページは、以下のようになります。

カスタマイズ後の詳細ページ
<div data-role="page" id="page2">
    <div data-role="header">
        <h1>イラスト|詳細</h1>
    </div>
    <div data-role="content">
        <h2>苗床</h2>
        <img src="images/01.jpg" width="100%" />
        <div data-role="collapsible" data-collapsed="true" data-icon="arrow-d"> <!-- 開閉型のブロック  -->
            <h3>このイラストについて</h3>
            <p>冬虫夏草。じゃなくて冬ぬいぐるみ夏草。</p>
        </div>
    </div>
    <div data-role="footer">
        <h4>&copy;COF</h4>
    </div>
</div>

 まず、<h2>の下に、[ファイル]パネルから「01.jpg」をドラッグ&ドロップして配置します。画像のサイズは、それぞれのデバイスにあった横幅にするため、width(幅)を100%に指定します。height(高さ)は指定しません。

 次に、画像の紹介文を入れる開閉型のブロックを作成します。まずは、見出しと紹介文を入れる<div>を作成します。この<div>に「data-role="collapsible"」属性を指定すると、開閉式のブロックになります。「data-role="collapsible"」を付けたブロックは、デフォルトではブロックが開いている(中身のコンテンツが表示されている)状態です。

 ページをロードした際、ブロックを閉じておく(中身のコンテンツが非表示になっている)ようにするためには、<div>に「data-collapsed="true"」属性も指定します。こうすると、初期状態では見出し部分のみを表示し、見出しをクリックすると紹介文が表示されるようになります。

初期状態が見出し部分のみを表示
初期状態が見出し部分のみを表示
見出しをクリックすると紹介文を表示
見出しをクリックすると紹介文を表示

 さらに、開閉型のブロックの中に、紹介文の見出しと本文を追加していきましょう。<div>タグの直下に、<h3>の見出しを入れます。この見出しが自動的にブロックの開閉ボタンになり、左側に[+]のアイコンがつきます。本文は<p>タグで囲みます。

 これで、イラストの詳細ページは完成です。同様の手順で、3ページ目、4ページ目のコンテンツも編集しましょう。

イラストの詳細ページ 全体図
イラストの詳細ページ 全体図

次のページ
まとめ

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この記事の著者

原一浩(はらかずひろ)

Greative(グレーティブ)代表/Design Wedge編集長/ワイヤーフレームコミュニケーション研究会主催。1998年にWebデザイナーとして独立。同年、ウェブデザイン専門のメールメディアDesignWedgeの発行を開始。Webデザインやシステム開発業務の傍ら、海外のWebデザインに関する情報発信および、研究、開発に関わる。CSS Nite出演など講演および、雑誌への寄稿多数。主な著書に、『プロ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

ハラナツコ(ハラナツコ)

1980年生。Webデザイナ。 主にデザイン担当、コーディングは嗜む程度。 出産後、現在は社会復帰すべく鋭意リハビリ中。子育ても絶賛奮闘中。Web:http://cofcof.net/ Twitter:@COF Facebook:http://www.facebook.com/#!/natsucof

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://codezine.jp/article/detail/6102 2011/09/20 16:57

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