アマゾンの子会社であるアマゾンウェブサービス(AWS)は、AWSクラウド上で稼働するWebアプリケーションのインメモリキャッシュをデプロイ/運用/スケールできるWebサービス「Amazon ElastiCache」を、23日(現地時間)に発表した。
「Amazon ElastiCache」を使用することで、比較的遅いディスクベースのデータベースに頼ることなく、クラウド上に最適化された高速なインメモリキャッシュから情報取得が可能になり、Webアプリケーションの性能を改善できる。
また、「Amazon ElastiCache」は一般に使用されているメモリオブジェクトキャッシングシステムであるMemcachedと互換性があるため、既存のMemcached環境で使用しているコードやアプリケーション、ツールもシームレスに動作させることが可能となっている。そのため移行プロセス、統合プロセスともに簡略化できる。
さらに、インメモリキャッシング環境の管理やモニタリング、運用を簡略化し、負荷がなくなるため、開発者は、差別化につながるアプリケーション開発に注力可能となることから、「Amazon ElastiCache」は作業負荷の高いソーシャルネットワーキングやゲーム、メディアシェアリングサイトやレコメンドエンジンなどの数値計算を行う場合に理想的な環境となっている。
【関連リンク】
・アマゾン ウェブ サービス
・「Amazon ElastiCache」
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