コベリティは4日、ソフトウェア開発の品質向上を支援するソリューションの最新版「Coverity 5.5」を発表した。
最新バージョンでは、これまでに比べて解析の速度が最大約10倍向上。重大な不具合の早期検出、修正が可能となっている。また、機能強化された20種以上のチェッカーにより、テスト結果の精度も向上している。さらに、Javaコードを解析するオープンソースのツール「FindBugs」が搭載され、単一のワークフロー内でFindBugsおよびコベリティ製品が検出した不具合の見直しと優先順位付け、修正を実行できる。
そのほか、Jenkins CI(継続インテグレーション)サーバを統合し、ビルドごとにソースコードを自動検証して不具合を検出することも可能。デスクトップ解析プラグインも強化され、Eclipse/Visual Studio IDE内で直接ソースコードの不具合を検出/検証、修正をすることもできるなど、開発者にとってはより効率的に品質の高い開発を行うことができるようになった。
また、コベリティは同日、「Coverity 5.5」をHP Application Lifecycle Management(ALM)ソリューションに統合し、アプリケーション・ライフサイクルに同製品を組み込むことを発表した。これにより、検出したソースコード品質の不具合は、既存のALMワークフローで直接確認できる。統合されたプラットフォームは10月19日から利用が可能となる予定だ。
【関連リンク】
・Coverity無料トライアル申込ページ
・「FindBugs」「Jenkins」をサポートし、不具合検出の幅が大きく広がった静的解析ツール「Coverity Static Analysis 5.5」(CodeZine)
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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