米Googleは18日(現地時間)、Androidの最新バージョンとなるAndroid 4.0(開発コード:Ice Cream Sandwich)を発表した。
従来、Androidはスマートフォン系に用いられる2.xと、タブレット系の3.xの2系統に分かれていたが、今回発表されたAndroid 4.0では、スマートフォンとタブレット端末の両方に対応し、双方に統一したユーザーフェースを提供する。また、NFCをベースとした手軽なデータ転送機能「Android Beam」も加わっている。
そのほか、ロック中でもカメラによる撮影や音楽再生のコントロールが可能なロックスクリーンや、進化したソフトウェアキーボード、カメラ使用を禁止できる新たな管理者ポリシーなど数多くの新機能が追加され、spell-checker APIやaccessibility APIs、text-to-speech APIs、VPN APIsなど新しいAPIも利用可能となっている。
Android 4.0の登場にあわせて、新バージョンのSDKツール(r14)と、Eclipse用のADTプラグイン(14.0)もリリースされた。新たな開発ツールでは、AntとEclipseでのビルドパフォーマンスが向上しており、レイアウト機能とXMLエディタもより進化したものとなっている。
【関連リンク】
・Android 4.0 Platform
・SDK Tools
・ADT Plugin for Eclipse
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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