アプリケーションの作成
では、さっそくアプリケーションを作成しましょう。作成するのは、非連結データの入力インターフェイスを持った簡単な入門用アプリケーションです。
C1FlexGridコンポーネントは、8列10行のセルを持った表形式で、列ヘッダを2行持たせます。また、2行目のヘッダは同じテキストのセルを連結していますが、この処理はコードから行います。ボタンを1つ持ち、このボタンを押すとセルに入力されたデータをテキストファイルに保存します。
GUIのデザイン
今回使用するのは、C1FlexGridコンポーネントとButtonコントロールのみです(C1FlexGridコンポーネントの設定は後述)。
C1FlexGridコンポーネントの設定
まずは、C1FlexGridコンポーネントを配置し、セルを設定します。C1FlexGridコンポーネントはデフォルトではセルが設定されていないので、プロパティを使って設定します。
ツールボックスからC1FlexGridコンポーネントのアイコンをクリックし、ドラッグ&ドロップします。配置したら、Window、Grid、C1FlexGridを適当なサイズにします。
プロパティウィンドウで「Columns」プロパティを表示し、値欄の[...]ボタンを押します。コレクションエディタが起動するので[追加]ボタンをクリックし、列を追加します。
コレクションエディタの右ペインで「データ」をクリックして展開し、「Header」プロパティに「種類」と入力します。また、「レイアウト」をクリックして展開し、「HeaderHorizontalAlignment」プロパティに「"Center"」と入力します。これで、この列ヘッダに文字列を設定し、水平方向の文字位置をセンターに設定できました。
同じように「Column」オブジェクトを追加し、以下の「Header」「HeaderHorizontalAlignment」プロパティを設定します。
Headerプロパティ | HeaderHorizontalAlignmentプロパティ |
"食品名" | "Center" |
"エネルギー" | "Center" |
"たんぱく質" | "Center" |
"脂質" | "Center" |
"炭水化物" | "Center" |
"ナトリウム" | "Center" |
"カルシウム" | "Center" |
コレクションエディタを閉じ、プロパティウィンドウに戻ったら、次は「Rows」プロパティを表示します。そして値欄の[...]ボタンを押すと、行を追加するコレクションエディタが表示されるので、[追加]ボタンを10回クリックして行を10行追加します。
非連結データの場合は、この時点でアプリケーションを実行するとセルにデータを入力できます。C1FlexGridコンポーネントは、それぐらい簡単に表形式の入力インターフェイスを構築できます。