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開発エンジニアの「情報収集術」

効率的に情報収集をして差別化を図れ!
Twitter4J.org 山本 裕介氏

情報過多時代を生き抜くエンジニアの「情報収集術」 第1回


情報収集手段の整理

 さて、情報収集をするためにはどのような手段があるでしょうか?今やいかなる情報もWebにあるといっても過言でははありませんのでブラウザを使うのはもちろんのことです。注目しているサイトをブックマークしておき、定期的に巡回するのは古くからある手法です。しかし巡回のタイミングでサイトが更新されているとは限らず効率的ではなく、ブックマークを巡回する作業は最低限にとどめるべきです。

 ここではWeb上にある情報を効率良く収集するためのツールを紹介します。

共有ブックマーク

 共有ブックマークはブックマークをクライアントサイドであるブラウザに保存しておくのではなく、オンラインで管理・共有できるサービスです。

 代表的なものとして、日本語圏でははてなブックマーク、英語圏ではdeliciousといったサービスがあります。自分がどのサイトをブックマークしているか公開することもできます。同じサイト・ページをブックマークする人同士は嗜好が似ているはずなので、他の人のブックマークを確認すると思わぬ発見があることでしょう。また共有ブックマークサイトはその時点でブックマーク数が伸びているサイトを常にまとめています。ブックマーク数が伸びているということは話題になっている、つまりは注目すべき情報と言えますので定期的に確認すると良いでしょう。

RSSリーダー

 現在多くのサイトではRSS(Really Simple Syndication)と呼ばれるXML方式の更新情報を提供しています。主要なブラウザはRSSに対応しており、RSSをブラウザに登録しておくことで更新されているサイトのみを巡回できます。もっと効果的にRSSを使うにはRSS購読専用のWebサービス(=RSSリーダー)を使うことをお勧めします。代表的なものとしてGoogle Readerlivedoor Readerがあります。どちらのサービスも機能としては似ており、あらかじめ登録しておいたサイトのRSSをサービス側で定期的にクロール、キャッシュしておく仕組みになっています。好きなタイミングで更新のあったサイトのみをまとめ読みできるので移動時間や作業の合間の休憩時間など、1日に数回RSSリーダーで最新情報を消化する習慣をつけると良いでしょう。

 またWebサービス形式のRSSリーダーはモバイルアプリも用意されているので移動時間を使って効率的に情報収集できます。

Twitter

 CodeZineの読者にTwitterがどういうサービスか説明するのは釈迦に説法でしょう。「まさに今、何が話題となっているのか」を確認するのに必須なツールがTwitterです。すさまじい速度で新しい情報がどんどん生み出されては消費されていく現在、共有ブックマークやRSSリーダーで得られる情報は閲覧している時点ではすでに陳腐化してしまっていることさえあります。最新ニュースを発信するアカウントや情報感度の高い人をTwitterでフォローしておけば鮮度の高い情報を得ることができます。

 またTwitterの「@見つける→最近の話題」ではTwitterに流れる情報の中からおすすめの話題をパーソナライズして抽出してくれます。多くのアカウントをフォローしていてたまたま見逃してしまう情報、話題になっていてもたまたま自分のタイムラインには現れなかった情報も定期的に「最近の話題」を確認することで見逃すことが無くなるでしょう。

Googleアラート

 Google Alertは指定したキーワードが含まれる新しいWebページをGoogleのクローラーが見つけた際にメールで通知してくれるサービスです。注目している言語やフレームワーク、業種などに関連するキーワードを指定しておけば自分のアンテナの外にある情報も逃さずに済むでしょう。

世代、時代、業界から情報収集

 技術的な情報を知っておくことはエンジニアとして大切ですが、技術はあくまで手段でしかありません。技術は潜在的、または顕在的な需要を満たすのに利用して初めて役に立ちます。つまり世の中のトレンド(現在の需要とも言い換えられます)を追っておくことは、次に必要となる技術が何なのかを探る鍵になります。情報収集する際、どうしても自分が注目している技術にばかり目が行ってしまいがちですが、技術とは関係ない領域にも意識して目を向けるようにしましょう。例えば注目されているテレビ番組やエンターテイメント関連トピック、政治動向、Webサービスなど、興味が無くても時間があれば見て、試して、調べてみましょう。

 自分が興味をもっていなくても流行しているということはそこにマーケットがあるということです。そのマーケットを知った上で、関連しそうな技術を見いだして追いかけることで自分を差別化できます。

 また最近IT業界で流行の勉強会に顔を出せば様々な年代、業態の方々と交流ができます。年が違えば、また業種が違えばそれぞれ考え方も変わります。色々な視点で物事を見るのは難しいですが、直接そのカテゴリに属する方々と交流すると得るものは大きいでしょう。

英語で情報収集

 日本語のサイト、日本のTwitterアカウントから得られる情報は2、3日遅れになっていることもしばしばあります。海外発の情報も積極的に仕入れるようにしましょう。英語のニュースサイトやブログ、Twitterアカウントを追いかけるのは最初は難しいかもしれませんが、まずは主要サイトのヘッドラインだけでも確認する習慣を付けることから始めましょう。海外のサイトといっても多くありすぎてキリがありませんが、まず筆者がRSSリーダーへの登録をお勧めするのは技術者界隈で話題になっているページのリンク集であるHacker News、ホットな技術系の話題を投稿・投票できるDZone、エンタープライズやJava関連情報が集まるTheServerSide.com、ガジェット関連の情報を発信しているGizmodoです。

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情報発信から始まる情報収集 - 「同じ興味を持つ人に自分を見つけて貰う」

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この記事の著者

山本 裕介(ヤマモト ユウスケ)

Twitter APIのJava向けライブラリ「Twitter4J」やトラブルシューティングツール「侍」などを開発するオープンソースソフトウェアデベロッパ。講演、執筆なども積極的に行っている。昼はTwitter JapanのデベロッパーアドボケイトとしてTwitter APIを利用するパートナーやデベロッパーを幅広く支援している。 Blog: http://samuraism.jp/ Twitter: @yusukey

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/6582 2012/05/25 10:13

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