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開発エンジニアの「情報収集術」

効率的に情報収集をして差別化を図れ!
Twitter4J.org 山本 裕介氏

情報過多時代を生き抜くエンジニアの「情報収集術」 第1回


情報発信から始まる情報収集 - 「同じ興味を持つ人に自分を見つけて貰う」

 ここまでは効率的な情報収集ツールについて書きましたが、情報発信は情報収集と同じく、もしくはそれ以上に重要です。情報発信といっても誰も目を付けていない先進的な技術について調べてまとめ上げたり、歯に衣着せぬ物言いでオピニオンリーダーになったりといった難しいことを指しているわけではありません。普段から自分が感じていること、覚えたこと、分からないことを発信していくということです。類は友を呼ぶ、と言うように自分の関心事項を普段から発信していけば自然と自分と興味が似通った人との繋がりが生まれるものです。「同じ興味を持つ人に自分を見つけて貰う」工夫を普段から心がけましょう。

 多くのエンジニアは色々なことに興味を持って知りたがるのと同時に、自分の知っていることを人に教えてあげたいという気質があります。情報発信を起点としてその気質を最大限に活用しましょう。

Twitterでインタレストグラフを構築

 Twitter上での繋がりは近年重要になってきました。普段から興味の似ている技術者と繋がっていればふとした疑問をツイートしただけですぐ答えが得られるかもしれません。Twitterは自身のサービスを「SNS(=ソーシャルネットワークサービス)」ではなく「インフォーメーションネットワーク」、そしてTwitter上での繋がりは「ソーシャルグラフ」ではなく「インタレストグラフ」であると定義しています。つまり一方通行の繋がり(=フォロー)を基本とするTwitterは必ずしも知人・親戚・友人同士とだけ繋がるのではなく、情報の流れを基軸としており、その情報の流れる方向は興味がある方向となります。ですからTwitterというサービスは自然と情報発信、情報収集に向いているのです。

 またTwitterの「@見つける→おすすめユーザー」は定期的に確認しましょう。自分が既にフォローしている人に近いユーザーが表示されるので、より精度の高い「インタレストグラフ」を構築するのに役に立ちます。

今こそブログを活用

 手軽に書き込めるTwitterは情報発信手段として非常に優れていますが過信は禁物です。Twitterを始めてからブログを書かなくなった、という話を良く耳にしますがTwitterは鮮度の高い情報の発信・収集に強い一方、鮮度の低い情報(=ツイート)は埋もれてしまいがちです。「同じ興味を持っている人に自分を見つけて貰う」ためには検索エンジンでヒットする状態にしておくことが重要です。つまりGoogleでは見つけにくいTwitterだけでなく、(検索エンジンでヒットしやすい)ブログに技術的な情報をどんどん書き込んで発信しておくことは非常に重要です。ちょっとしたメモ書きが1年、2年後誰の役に立つか分かりませんし、覚えたこと・調べたことをブログに書いておいたら「こうすればもっと簡単にできますよ!」といったコメントを後日貰ってスキルアップに繋がることもあります。

 またブログを書いておくことでブログを訪問した人がTwitterでフォローしてくれるかもしれません。すっかりTwitterやMixi、Facebookといったメディアの台頭で陰が薄くなってしまっているブログですが、埋もれにくい情報を書きためておく場所としてむしろこれから活用すべきです。

 そしてブログはまた精度の高いTwitterのインタレストグラフ構築に役に立ちます。例えばタイトルに関連するハッシュタグを入れておけばブログエントリに言及するツイートをが見つけやすくなります。また手軽にフォローやツイートを行えるようフォローボタンやツイートボタンLikeボタンなどを設置しておけばブログに書いた内容が同じ興味を持つ人に届きやすく、またその人達と繋がりやすくなります。

 一時期スパム手段として悪用が目立ったこともあり最近はあまり使われないトラックバックも、流行らない今こそ受け取ると嬉しいものです。ブロガー同士の密な繋がりを作る上で有効ですので活用しましょう。

 ブログに書き込む内容は何でも構いません。間違いを恐れずちょっとしたコードのサンプル、調べて覚えたこと、またはわからないことなどどんどん書いてみましょう。また何かやり遂げたことだけを書かなければいけないわけではありません。ちょっと話題に上らなくなった言語・フレームワークでも試してみた、どこでハマってしまったといった記事はロングテールにリーチできますので書いておく意義は大変にあります。

まとめ

 情報が氾濫する今、人それぞれに情報収集方法があると思います。今回は、筆者なりのやり方をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか? CodeZineの読者であれば既に実践していることも多いかと思いますが、1つでも「これは試してみよう!」と思う内容があれば幸いです。特に「情報収集だけでなく情報発信も重要」という点は心に留めておいていただきたいと思います。

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この記事の著者

山本 裕介(ヤマモト ユウスケ)

Twitter APIのJava向けライブラリ「Twitter4J」やトラブルシューティングツール「侍」などを開発するオープンソースソフトウェアデベロッパ。講演、執筆なども積極的に行っている。昼はTwitter JapanのデベロッパーアドボケイトとしてTwitter APIを利用するパートナーやデベロッパーを幅広く支援している。 Blog: http://samuraism.jp/ Twitter: @yusukey

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/6582 2012/05/25 10:13

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