米Amazon Web Services(AWS)は、インメモリ分析、データベース、キャッシング、科学技術計算など、メモリ集約型のアプリケーション用に設計された、新しいAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)インスタンスとして、「ハイメモリクラスタインスタンス」を22日(現地時間)に発表した。
「ハイメモリクラスタインスタンス」は、シングルインスタンスに大容量のメモリが必要なアプリケーションや、分散メモリを活用する必要があるアプリケーションに適している。分散型のメモリ集約型アプリケーションにとって、もっともコスト効率のよいAmazon EC2インスタンスで、他のインスタンスと比較して、より低価格なメモリを提供する。
88 EC2 Compute Units(ECUs)のコンピュート性能を提供するIntel Xeon E5-2670プロセッサがベースとなっており、120GBのフラッシュメモリを備えたインスタンスストレージ、高帯域幅ネットワークおよび244GiBのRAMを提供することで、インメモリ分析やその他のメモリ集約型のアプリケーションを、より高性能で効果的に稼働する。
AWS Management Console、AWSおよびAmazon EC2のコマンドラインインターフェース、AWS SDK、サードパーティのライブラリを利用することによって、LinuxおよびWindowsの「ハイメモリクラスタインスタンス」を利用開始できる。22日現在、米国東部(北バージニア)リージョンで利用可能で、今後数か月の間に他のAWSリージョンでも使えるようになる。また、オンデマンド、リザーブドまたはスポットインスタンスで利用できる。
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