エクセルソフトは、インテルコーポレーションが提供する、マルチメディア、データ処理、通信アプリケーション向けに最適化されたソフトウェア関数を備えたマルチコア対応の広範囲なライブラリ「インテル インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ(インテルIPP)」の最新版となる「インテルIPP 8.0」を10日に発売した。Windows版、Linux版、Mac OS X版を用意しており、価格はいずれも33600円。
「インテルIPP」は、デジタルメディア、エンタープライズ、データ、エンベデッド、通信、科学/技術など、さまざまなアプリケーションの作成によく使用される基本的なアルゴリズムを網羅した、数々の最適化関数を提供する。
SSEおよびインテルAVX命令セットを使用して高度に最適化されており、アプリケーションは最適化コンパイラ単体で作成した場合よりも高速に実行できる。
また、インテルが提供する再配布可能で簡単に使える関数群を使って、アプリケーションの新機能の開発により多くの時間をかけられ、作成したコードは将来の世代のインテルプロセッサでも最適に実行されるので、長期間にわたって開発、デバッグ、メンテナンス時間の節約を実現する。
最新版の「インテルIPP 8.0」では、Mac OS X版の単体製品の提供を開始するとともに、最新OSをサポートしている。また、Haswell向けの最適化機能や、画像処理のためのSSSE3による最適化機能を追加した。さらに、189の機能で新しいAPIインターフェースを採用し、Android向けドキュメントやサポートの改善、シンクライアント用インストーラの提供を行っている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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