原典:Windows Azure July Updates:SQL Database,Traffic Manager,AutoScale,Virtual Machines
Windows Azure7月の更新:SQL Database、Traffic Manager、AutoScale、仮想マシン
Windows Azureに素晴らしい更新がありました。新機能には以下のものがあります。
- SQL Databases:自動SQLエクスポートと新しいプレミアム層のSQL Databaseオプションをサポート
- Traffic Manager:HTMLポータルでWindows Azure Traffic Manager管理をサポート
- AutoScale:Windows Azure Mobile Services、Service Bus Queue Depth対応のAutoScaleルール、AutoScaleアクションに対するアラートをサポート
- 仮想マシン:管理ポータルのIaaS管理を更新
上記の新機能はすべて現在使用可能です(注:まだプレビューのものもあります)。以下はその詳細になります。
SQL Databases:自動SQL Databaseエクスポートのサポート
リクエストの多い機能の一つが、StorageアカウントへSQL Databaseを定期的に完全自動でエクスポートする機能でした。今後はWindows Azureのビルトイン機能です。設定したスケジュールでStorageアカウントの.bacpacファイルに、SQL Databaseのトランザクション的に一貫性のあるコピーが、自動で定期的にエクスポートできるようになりました。
この機能を利用する場合、自動エクスポートルールを設定したいSQL Databaseの“CONFIGURATION”タブをクリックしてください。
“EXPORT STATUS”上の“AUTOMATIC”設定をクリックすると、いくつかの設定オプションが出てきて、選択したStorageアカウントの.bacpacファイルに自動的にエクスポートできるよう、データベースが設定できるようになります。
エクスポートの時間やスケジュールは完全に自動化できます。
デフォルトでは、1週間に1回で設定されていますが、1日に1度の頻度でも設定できます。
初回のエクスポートの開始日時は、Start Dateで設定します。時間はUTCなので、米国東海岸時間の午前0時に設定したい場合は、5:00AM UTCにします。データベースのサイズによってはエクスポートは数時間かかってしまうこともありますので、エクスポートの完了時間は確定されないことにご注意ください。
次に、各エクスポートファイルを保持する日数を指定してください。エクスポートファイルは複数持てます。
“Always keep at least one export”オプションを使用して、最低1つのエクスポートファイルをバックアップとして使用してください。これは、保持する期間よりも優先されるため、30日間バックアップを停止したとしても、エクスポートは保持されたままになります。
最後に、自動エクスポートを使用するサーバーログインとパスワードを指定してください。
自動エクスポートに必要な情報を提供し、Saveをクリックすれば、開始日の開始時間が来ると初回のエクスポートが自動的に行われます。データベースのエクスポートの状況(および最後に実行された日付・時間)は、SQL Databaseの“DASHBOARD”タブのquick glanceという一覧で確認できます。
エクスポートされたものから新しいデータベースを作成
もしエクスポートされたコピーから新しいSQL Databaseを作成したい場合は、Windows Azure管理ポータルで、New->Data Services->Sql Database->Importオプションを選択してください。
そうすると、StorageアカウントからSQL Databaseエクスポートに対して、.bacpacファイルを選択するダイアログが表示され、簡単にデータベース(任意の名前をつけて)再作成できます。