Traffic Manager:Windows Azure管理ポータルでの統合
Windows Azure Traffic Managerは、Windows Azure管理ポータルに追加した最新のサービスです。Windows Azure Traffic Managerでは、Windows AzureでホストされているクラウドサービスやVMへのネットワークトラフィックが制御できます。
ある1つのPublicエンドポイントの下で、複数のクラウドサービスのデプロイメントをグループ化できるようにすることでこれを行い、トラフィックのロードルールを管理できるようにしています。
この使用方法の例として、Traffic Managerによりクラウドサービスの信頼性と可用性が高くなるようなシナリオを考えてみましょう。例えば、クラウドサービスが米国東海岸、西海岸、北中央の3つの地域に展開されている(myServiceEastUS、myServiceWestUS、myServiceCentralUSの異なる3つのクラウドサービスインスタンスを使用して)とします。
クラウドサービスを効率的にして、リクエストに対するリスポンスタイムを最小限にしたい場合、あるIP範囲もしくは場所から発生したリクエストを、最小のリスポンスタイムで特定の範囲または場所へ向かわせるために、ネットワークリクエストを操作して展開済みサーバーへ送ろうとすると思います。Windows Azure Traffic Managerだと、これが簡単に行えるようになりました。
Windows Azure Traffic Managerは、世界中のさまざまな場所からクラウドサービスにPINGすることでルーティングテーブルを作成して、リスポンスタイムを計算します。その後、このテーブルを使用して、リクエストをクラウドサービスにリダイレクトするため、最小限のリスポンスタイムが可能になるのです。
このセットアップ方法ですが、NEW -> Network Services -> Traffic Manager -> Quick Createで、Traffic Managerプロファイルを作成してください。
“LOAD BALANCING METHOD”ドロップダウンから、Performanceオプションを選択します。
Traffic Managerで含めたい3つのインスタントのデプロイメントエンドポイントを選択して(この場合、米国東海岸、西海岸、北中央内の異なるデプロイメント)、CREATEボタンをクリックします。
Traffic Managerプロファイルが作成できたら、Publicドメインのwww.myservice.comを、Traffic Manager DNS(この場合myservicetm.test.trafficmgr.com)に対して解決するように変更できるようになります。
Windows Azure管理ポータルで作成したTraffic Managerプロファイルをクリックすると、Traffic Managerプロファイルへクラウドサービスエンドポイントを後で追加したり、モニタリングやヘルス設定を変更したり、DNS TTLやLOAD BALANCING METHODなどの他の構成も変更できます。
例えば、パフォーマンスよりも、フェイルオーバーや高可用性に対して最適化できるように、LOAD BALANCING METHODを後で変更したいとします。つまり、すべてのリクエストを米国西海岸で処理させていて、米国西海岸のインスタンスがフェイルした場合に、米国東海岸のデプロイメントがポイントを受け取って、そこもフェイルした場合は、米国北中央のデプロイメントが受け取るようにしたいとします。これは、Traffic ManagerプロファイルのCONFIGUREタブで、LOAD BALANCING METHODをFailover:に変更すればできるようになります。
次に、Failover Priority Listを変更して、米国西海岸のデプロイメントmyServiceWestUSを、myServiceEastUSやmyServiceCentralUSよりも先に来るように設定します。
最後にSAVEをクリックして、変更を有効にします。
これらの設定を変更すると、クラウドサービスのインスタンスに対する自動フェイルオーバーのルールと、複数の地域の信頼性が有効になります。今回のWindows Azure管理ポータル更新の一つである新しく統合されたTraffic Managerにより、これらの構成が非常に簡単に設定できるようになりました。






