Windows Azure:Mobile Servicesに対するBizTalk Services、Traffic Manager、Azure AD App AccessとXamarinサポートをGAリリース
Windows Azureの大きな一連の機能強化をリリースしました。今回の新機能には以下のものがあります。
- BizTalk Services:GAリリース
- Traffic Manager:GAリリース
- Active Directory:Application AccessサポートのGAリリース
- Mobile Services:Active Directoryサポート、 C#によるiOSおよびAndroidに対するXamarinサポート、オプティミスティック同時実行
- 通知ハブ:プライスダウンおよびデバッグ送信サポート
- Webサイト:Blob Storageへの自動ログ記録の診断サポート
- Storage:Storageメトリクスに基づいたアラートのサポート
- モニタリング:Windows Azure Monitoring Service Libraryのプレビューリリース
上記の新機能はすべて現在使用可能です(注:まだプレビューのものもあります)。
BizTalk Services:GAリリース
Windows Azure Biz Talk ServicesのGAリリースが発表でき、非常にうれしく思います。
今回のリリースは、すでに本番環境にあり、企業SLAに裏打ちされ、Microsoftサポートでサポートされているので、本番シナリオで利用可能です。
Windows Azure BizTalk Servicesは、サプライチェーンおよびクラウドベースの電子データ交換や企業アプリケーションの統合など、すべてにおいて使い慣れたツールとエンタープライズグレードの信頼性を備え、強力なビジネスシナリオを可能にします。これにより、SAP、SQL Server、Oracle、Siebelなどのオンプレミスシステムとの統合をはじめ、パートナー間のEDI管理やオンプレミス資産とのEAIブリッジ設定を行うためのビルトインサポートが提供されます。また、オプションで、オンプレミスのBizTalk Server環境とWindows Azure BizTalk Servicesを統合して、強力なハイブリッドエンタープライズソリューションを実現することも可能です。
BizTalk Serviceの作成
新しいBizTalk Serviceの作成は簡単です。新しいBizTalk Serviceインスタンスを作成するには、New->App Services->BizTalk Serviceを選択してください。
そうすると、Windows Azureは新しい可用性の高いBizTalkインスタンスをプロビジョニングします。
各BizTalk Serviceインスタンスは、専用テナント環境の中で動作します。プロビジョニングされると、ビジネスとサプライチェーンをより良く統合したり、パートナー間のEDI対応を行ったり、EAI統合を促進するのにオンプレミスシステムをクラウドへ拡張したりするために使用できるようになります。
プレビューとGA間の違い
チームは、一般公開に向けて、Windows Azure BizTalk Servicesの準備を非常に一生懸命取り組んできました。品質の最終調整に加え、プレビュー中にあったお客様からのフィードバックに対応した数多くの機能改善があります。
これらの改善には、以下のものがあります。
- 基本・標準層(プレビューで唯一のプレミアム層)でもB2BおよびEDI機能が利用可能
- プロビジョニングプロセスは大幅に簡略化され、ACS名前空間および自己署名証明書が自動作成
- Windows Azure領域での世界的展開をサポート
- 複数の認証IDと展開をBizTalkポータルでサポート
- 事業継続を可能にするためバックアップおよび復元をサポート
すでにプレビューでBizTalk Serviceを使用している場合は、GAサービスに自動的に移行され、2014年1月1日より新しい価格設定が有効になります。
はじめるために
初めてBizTalk Serviceのプロビジョニングを開始する場合は、こちらの記事をお読みください。BizTalk Servicesは、非常に安価なレートでEDIとEAIワークロードの開発およびテストがフルで行える開発者層をサポートしています。サービスおよび新料金の詳細については、BizTalk Servicesドキュメントをお読みください。