コンテンツに表裏を付けるフリップカード
もう一つの新ウィジェットであるフリップカード(wijflipcard)は、スマートフォンアプリでよく見られる「押下すると表と裏が回転して切り替わるパネル」を実現するウィジェットです。使用例をリスト4に示します。
<!-- Wijmo読み込みの記述は省略 --> <script type="text/javascript"> require(["wijmo.wijflipcard"], function(){ $(function(){ $("#flipcard1").wijflipcard({ // フリップカードを設定 ...(1) height: 450, // 幅 width: 300 // 高さ }); }); }); </script> </head> <body> <h1>FlipCardウィジェット(wijflipcard)</h1> <div id="flipcard1"><!-- フリップカードになる要素 ...(2)--> <div style="text-align:center"> <!-- 表面 ...(3)--> <p>こちらが表面です</p> <div style="margin-left:auto;margin-right:auto"> <img src="img/sheep.jpg" style="width:240px"></a> </div> </div> <div style="text-align:center"> <!-- 裏面 ...(4)--> <p>こちらが裏面です</p> <div style="margin-left:auto;margin-right:auto"> <img src="img/goat.jpg" style="width:240px"></a> </div> </div> </div> </body> </html>
(1)でdiv要素にフリップカードを設定しています。一方、フリップカードとして表示されるdiv要素は(2)です。この要素に含まれる1番目のdiv要素(3)が表面、2番目のdiv要素(4)が裏面になります。
リスト4を実行すると、マウスクリックにより表裏が切り替わるカードが表示されます(図6)。
wijflipcardメソッドで指定できる主なオプションを表2、表3に示します。animationのtypeには"scroll"、"slide"などのアニメーション効果が指定できます。また、directionを"vertical"に設定すると垂直方向のアニメーションになります。flipping、flippedイベントを指定することで、アニメーション開始、終了のタイミングでイベントを受け取ることができます。
パラメータ名 | 内容 | 初期値 |
---|---|---|
height | 高さ | null |
width | 幅 | null |
animation | 切替時アニメーション | 表3参照 |
flipping | アニメーション開始イベント | null |
flipped | アニメーション終了イベント | null |
パラメータ名 | 内容 | 初期値 |
---|---|---|
disabled | アニメーション無効 | false(アニメーション有効) |
type | アニメーション種類 | "flip"(回転切替) |
duration | アニメーション時間 | 500(0.5秒) |
direction | アニメーション方向 | "horizontal"(水平方向) |
オプションの指定例をリスト5に示します。
$("#flipcard1").wijflipcard({ height: 450, width: 300, animation: { type: "flip", // アニメーション種類:flip direction: "vertical", // アニメーション方向:縦 duration: 1000 // アニメーション時間:1秒 }, flipping: function (e, data) { // アニメーション開始イベント $("#eventdisp").text("flipping"); }, flipped: function (e, data) { // アニメーション終了イベント $("#eventdisp").text("flipped"); } });