蒼穹の格納庫
翌日、喜び勇んで、デンマーク語の全然わからない道案内に悩みながらロケットの打ち上げ会場に向かいます。エーレ海峡につきだした、僻地も僻地。デンマークは、環境問題に厳しく空気が綺麗なヨーロッパの中にあり、高緯度なので空が本当に青いです。その青空と風力発電の風車が立ち並ぶ中に、「エースコンバット・アンサング・ウォー」のような巨大な格納庫が並ぶ一角があり、簡単にロープで仕切られたロケットのテストベッドがありました。まるで「王立宇宙軍 オネアミスの翼」のような風景です。
500mぐらいでしょうか。はるか向こうに屹立するデンマーク産DIYロケットHEAT-2Xのテストベッド。背景の風車(風力発電)がかっこいい。
僕は、ヨーロッパ、特に北欧はあんまり「一目でわかる変わり者」のいない場所だと思っていました。実際に、悪そうな恰好(タトゥーとかピアスとかドクロのパーカーとか)をした人は夜のクラブの周りとか、悪そうな場所にしかいません。
ただ、ハッカースペースは服装を見てわかる「変わり者」がいました。このロケット打ち上げを待つ人たちもそうです。
「夕方から友達の誕生パーティーに行くんだよね。ここからこのまま行くよ。」
立ち位置が違うけど、190cm 100kgぐらいあるんじゃないかなー。
寒風吹きすさぶ北欧で短パンでした。
14時からの打ち上げ予定は、1時間近く遅れましたが、デンマークのロケッティア達は気楽に打ち上げを待っていました。だだっぴろい野原に置かれたスピーカーから、アナウンスとポップミュージックが交互に流れてきます。
残念ながら燃焼実験そのものは、90秒燃え続けなければならないエンジンの燃焼が、30秒あまりで止まってしまう失敗となってしまいました。
打ち上げ後しばらくして、テストベッドの側まで立ち入れるようになりました。生々しい黒焦げのテストベッドを見上げるデンマークのロケッティア達。
