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世界ハッカースペースガイド

ヴァイキングのロケット、宇宙へ。デンマークのハッカーたち(コペンハーゲン、デンマーク)

世界ハッカースペースガイド 第2回


秘密基地にてロケット開発中

 発射台のそばに、ロケットを開発中の工場があります。すべて自分たちで、ロケットの設計開発、燃焼実験を行っています。

 

 倉庫を利用した、まさに秘密基地のようなロケット工場。有人ロケット開発のための装備がそろっています。

工場
工場

 横のキャンピングカーの中が指令車になっています。

指令車
指令車
テレメトリシステム。燃焼実験の様子が生々しい。Ustreamの中継も行っており、
真っ黒な画面は噴射口そばに取り付け、黒焦げになったGoProのもの。噴射開始後しばらくは生きていた模様。
テレメトリシステム。燃焼実験の様子が生々しい。Ustreamの中継も行っており、真っ黒な画面は噴射口そばに取り付け、黒焦げになったGoProのもの。噴射開始後しばらくは生きていた模様。
中には試作中のロケットが。有人飛行を視野に入れているので、人間が乗る司令船も作っている。
中には試作中のロケットが。有人飛行を視野に入れているので、人間が乗る司令船も作っている。
プロトタイプと検証を繰り返す
プロトタイプと検証を繰り返す
真剣に説明を聞くロケッティアとクルー達
真剣に説明を聞くロケッティアとクルー達
ロケッティア
ロケッティア

 日本の「なつのロケット団」の話をしたら、「ぜひ会ってみたいな」と言っていました。

 工場の横には実物大の再現Uボートが。第二次大戦のドイツ軍のUボートを再現するつもりで作っているアートのようですが、2008年からはプロジェクトが止まっている模様……。

 ここも泊まり込めるスペースがあります。ILLUTRONのように、住んでいる人がいるわけではありませんが、泊まり込みで開発している人は多い模様。

 このロケッティア集団、スポンサーのページには、数十社のスポンサーと、数百の寄付が並んでいます(僕も少し寄付しました)。燃料やセンサーのようにいかにもロケットらしい会社もあれば、SPARKFUNのようにMakerたちにはおなじみの会社もあり、なんというか親近感があります。

 彼らはもちろん今も活動を続けていて、公式サイトには月に数回アップデートされています。ヴァイキングの末裔達が宇宙に駆け出すのが楽しみです。

告知

 日本にも3Dプリンタ、大型木工CNCマシンなどを備えたMakerスペース DMM.Make AKIBAができました。ここで、11/25~27の間、海外のMakerも招いて展示イベント「Maker Villa Tokyo」を開催します。ぜひ来てください。出展者も募集中です。

LABITAT
  • 住所:H. C. Ørsteds Vej 5, 1879 Frederiksberg C, デンマーク
  • 広さ:210m2
  • 特徴:ギーク系、無料駐車場あり
  • 会員料:150デンマーククローネ(約2760円)
  • 訪問難易度:★★★(星3つが最も簡単)
  • Hackerspace Wikiのリンク
  • Webサイト
  • プロジェクト紹介
  • IRCチャット:ircs://labitat.dk:+6697/#labitat

 住民はいないので、事前にアポイントが必要です。ほぼ毎日誰かいるようですが。

 毎週木曜日にはオープンデーを行っています。

 地下のわかりにくい入り口ではありますが、コペンハーゲンの中心部から歩いてもなんとか行ける距離で、Google Mapでも出てくるので、行きやすいランクのハッカースペースだと思います。

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この記事の著者

高須 正和(タカス マサカズ)

無駄に元気な、チームラボMake部の発起人。チームラボニコニコ学会βニコニコ技術部DMM.Makeなどで活動をしています。MakerFaire深圳、台北、シンガポールのCommittee(実行委員)、日本のDIYカルチャーを海外に伝える『ニコ技輸出プロジェクト』を行っています。日本と世界のMakerムーブメントをつなげることに関心があります。Twitter: @tks

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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