ロジックアプリ
Azure App Service内のロジックアプリサポートは最新のもので、ワークフローとビジネスプロセスを自動化できます。例えば、アプリがAPIを呼び出す度、またはタイマー(例えば1分毎)により、自動的に実行したり、データベースにデータを保存したりするワークフローを設定することができ、ワークフロー内では、Dynamics CRMやSalesforceでレコードを作成/取得したり、営業担当者にフォローアップの電子メールやSMSメッセージを送信したり、Facebook、Twitter、Yammer上にメッセージを投稿したり、Office 365でミーティング/リマインダーをスケジュールするなどのタスクを行うことができます。
Azure App Serviceを使用すると、そのようなワークフローを非常に簡単に構築できます。JSONファイル(ソースコードとしてチェックインできます)またはAzureポータル内に今回導入された新しいロジック/ワークフローデザイナを宣言的に使用して、ワークフローを定義できます。例えば、以下では新しいロジックデザイナを使用して、自動的に毎分定期実行されるワークフローを設定しており、これにより、Azureに関するつぶやきをTwitterで検索し、その後、従業員がそれらをフォローアップするようにSMSメッセージを(Twilioを使用して)送信しています。
新しいロジックアプリデザイナを使用すると、上記のワークフローを作成することは非常に簡単で1分程しかかかりません。保存すると、自動的に同じVM/インフラストラクチャ内で実行され、それはAzure App Serviceを使用して構築したWebアプリやモバイルアプリも使用します。つまり、追加で展開したり支払ったりする必要がないということで、Azure上にWebまたはモバイルアプリを展開すると、追加費用なしで上記のワークフローと統合のシナリオがすべて可能になります。
今回のAzure App Serviceでは、ロジックアプリワークフローを構築および自動化するのに使用できる以下のビルトインコネクタがサポートされています。
上記のコネクタを組み合わせると、アプリ内で実行したりスケール調整したりするタスクを非常に強力な方法で構築および編成できます。これを使用することで、さらにリッチなWebおよびモバイルアプリが構築できます。
Scott Hanselman氏およびJosh Twist氏のロジックアプリに関するAzure Fridayビデオを見て、使用方法を習得してください。
APIアプリ
Azure App Service内のAPIアプリサポートにより、APIの作成、消費、呼び出しが簡単にできます。APIは、(ASP.NET Web APIまたは他の言語で同等のフレームワークを使用して)作成したAPIおよび他のSaaSやクラウドプロバイダーからのAPIのどちらも可能です。
APIアプリは、アプリ内の簡単なアクセス制御および資格情報管理を有効化したり、さらに様々な言語間で簡単にAPIの公開および統合が可能な自動SDK発行サポートを有効化したりすることが可能です。必要に応じて、それらのAPIをロジックアプリに統合可能です。
はじめるために
Azure App Serviceを開始するのは簡単です。Azureプレビューポータルにサインインして、スクリーンの左下にある"New"ボタンをクリックするだけです。"Web+Mobile"サブメニューを選択すると、Webアプリ、モバイルアプリ、ロジックアプリ、APIアプリが作成できます。
Web、モバイル、ロジック、APIのアプリは、1つのAzure App Serviceの展開の上に、追加費用なしで、いくつでも作成し実行することができます。
詳細について
3月24日11時AM(PDT)に、特別Azure App Service開始イベントをオンラインでホストする予定で、内容は、Azure App Serviceのさらなる詳細、Scott Hanselman氏による素晴らしいデモ、数名のお客さまによる講演および体験からの分析などが含まれます。オンラインイベントは、ここから無料でご覧いただけます。
また、Scott Hanselman氏のAzure Fridayアプリサービスビデオをご覧頂き、すべての新機能の詳細やAzureアプリケーションサービスを使用したWeb、モバイル、ロジック、APIのアプリの構築方法をご確認ください。
サービスについての詳細や開始方法については、ドキュメントセンターをご確認ください。価格の詳細については、ここでご覧頂けます。
まとめ
今回のMicrosoft Azureのリリースで、数多くの素晴らしい新しいシナリオが可能になり、クラウドでホストされたアプリケーションの構築がさらに簡単になります。
まだAzureアカウントをお持ちでなければ、無償トライアルにサインアップして、上記機能をすぐにお試しいただけます。アプリの構築方法などの詳細は、Microsoft Azure Developer Centerで確認してください。
Hope this helps,
Scott
P.S.ブログに加え、現在Twitterを使って簡単な更新やリンク共有を行っています。twitter.com/scottguで、私をフォローしてください。