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Javaプログラマーのための実践「Vert.x」

Vert.xによる簡単なRESTアプリケーションの作成

Javaプログラマーのための実践「Vert.x」 第3回

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 前回はVert.xの構造、仕組みについて、少し深めに説明してみました。今回は、その構造を踏まえた上で、RESTインターフェースによる簡単なJDBCアプリケーションの作成をしてみたいと思います。なお、Vert.x 3.0のリリースがそろそろ近いと思われますが、この記事では2.1.5を使用しています。また、Java 7のサポート期限も切れましたのでJava 8を使用します。

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アプリケーション構成

 今回作成するアプリケーションの構成、動作イメージとしては、下図のようになります。

 前回の「イベントループとワーカー」の説明で描いた図と、ほぼ同じ構成になります。以前の図のJdbcModuleに相当する部分は、公開されているmod-jdbc-persistorをそのまま利用します。

環境準備

 第1回と同じようにvertx-gradle-templateをベースにクラスや設定を追加していく形で作成していきます。データベース(DB)はH2DBを組み込みのメモリーDBとして使用します。

H2DBの用意

 H2DBのサイトからzipファイルをダウンロードして展開し、bin/h2-1.4.XXX.jarを用意しておきます。

テンプレートのクローン

 まずは、vertx-gradle-templateを利用しますが、第1回の記事の時からtemplateが更新されていますので、分かりやすく新たに名前を変更してcloneするところから開始します。

git clone https://github.com/vert-x/vertx-gradle-template.git dmm-vertx-example

H2DBのjarファイルの配置

 dmm-vertx-exampleディレクトリの配下にsrc/main/platform_libというディレクトリがあります。このディレクトリにh2dbのjarファイルを配置します。ここにjarファイルを配置することで、gradleからテスト実行する際にプラットフォームクラスローダーからロードされる対象となります(gradle/vertx.gradleファイルの中でクラスパスに追加されています)。

 vertxコマンドで実行する際には、通常のjavaコマンドで実行する場合と同様、環境変数 CLASSPATHで指定しておく必要があります。若干面倒なので、こだわる必要がなければ${VERTX_HOME}/lib配下に配置するのが簡単です。

 IntelliJ IDEAにプロジェクトを取り込むと下図のようになります。

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この記事の著者

リョウジ(株式会社DMM.comラボ)(リョウジ)

DMM.comのプラットフォームにおける主要アーキテクチャに関しての技術研究開発を担当。 非同期のメッセージ&キューの導入、Vert.xフレームワークを採用し社内の基盤を整備等、 高負荷対策・可用性の高いアーキテクチャの開発・設計など幅広く活躍。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/8712 2015/06/08 14:00

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